川崎重工、ワシントン地下鉄7000系車両でWMATAと包括合意

・履行保証減額と契約金額調整で未解決事案を整理、パートナー関係を維持

川崎重工業は2月6日、米国子会社のカワサキ・レール・カー(Kawasaki Rail Car、以下KRC)が納入したワシントン地下鉄7000系車両を巡り、ワシントン首都圏交通局(ワシントン・メトロポリタン・エリア・トランジット・オーソリティ、WMATA)と契約上の未解決事案について包括的な合意に達したと発表した。

 本件は、2021年に発生した7000系車両の脱線事故に関連するもので、米国国家運輸安全委員会(NTSB)が2024年1月に公表した最終調査報告では、KRCを含む川崎重工業グループの責任には言及されていない。一方、事故後も契約面での未解決事項が残っていたことから、KRCおよび親会社の川崎車両は、WMATAとの間で協議を継続してきた。

今回の合意では、両社の良好なパートナーシップ継続を前提に、KRCが差し入れている履行保証の減額と、信頼性・保守性の基準達成分としてKRCに対して発生していた特定債務をWMATAが支払うことを確認。その代わりに、KRCがWMATAとの契約金額を一部減額する内容で整理した。

川崎重工業は、本合意に伴う業績への影響について、すでに2026年3月期の連結業績予想に織り込み済みとしている。

<プロジェクト概要>
案件名:ワシントン地下鉄7000系車両に関する契約整理
相手先:ワシントン首都圏交通局(WMATA)
対象:7000系地下鉄車両
合意内容:履行保証の減額、特定債務の支払い、契約金額の一部減額
合意日:2月5日(米国時間)
業績影響:2026年3月期業績予想に織り込み済み

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