カナデビア、日立造船マリンエンジンの株式一部を今治造船に譲渡

・持株比率65%から40%へ、持分法適用会社に変更

カナデビアは2月5日、連結子会社である日立造船マリンエンジン(HZME、熊本県玉名郡、竹中俊哉社長)の保有株式の一部を、同社株主の今治造船(愛媛県今治市、檜垣幸人社長)に譲渡すると発表した。譲渡株数は2万5,000株で、持株比率は現行の65%から40%に低下する。これに伴い、HZMEは連結子会社から持分法適用関連会社に変更となる。株式譲渡の実行日は3月31日。

HZMEは2022年11月に設立された舶用原動機メーカーで、23年4月にカナデビアの舶用原動機事業を吸収分割により承継、同日付で今治造船から第三者割当増資を受け入れた。資本金は17億5,000万円。両社の共同出資により、舶用原動機の安定供給や販売網の強化、カーボンニュートラル関連の開発推進などを目的としている。

今回の株式譲渡について、カナデビアは政府の「造船業再生ロードマップ」による業界環境の変化を背景に挙げている。同ロードマップでは、2035年までに約1兆円規模の投資を実現し、建造量を現在の約2倍の1,800万総トンへ拡大する目標を掲げている。カナデビアは、こうした環境変化に対応するため、造船業を主事業とする今治造船への株式譲渡がHZMEの成長と企業価値向上につながると判断した。

カナデビアは中期経営計画「Forward 25」で事業構造改革を重点施策に掲げており、今回の決定は事業ポートフォリオ・マネジメントの一環と位置付けている。

HZMEの25年3月期の業績は、売上高249億5,200万円、営業利益800万円、経常利益8,400万円、当期純損失1億2,500万円だった。総資産は196億5,200万円、純資産は109億2,600万円。なお、譲渡金額は守秘義務により非開示としている。​​​​​​​​​​​​​​​​

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