リープヘル、Conexpo 2026で次世代建設現場を提示

・実機稼働とデジタル技術で「Hands on the future」を体現

リープヘル(Liebherr):2026年2月6日

リープヘルは、2026年に米国で開催される北米最大級の建設機械展示会「コンエキスポ(Conexpo)2026」において、「Hands on the future(未来に触れる)」をテーマに、建設現場の将来像を具体的に示す。会場では、実機による稼働展示をはじめ、実用段階にあるデジタルソリューション、さらには北米市場での長期的な投資戦略を紹介する。安全性、信頼性、計画性の向上を重視しつつ、データ連携による高度な施工管理を可能にする技術を前面に打ち出す。

同社の出展は、展示会単体にとどまらない北米建設市場での中長期戦略の一環と位置付けられる。1970年から米国で事業を展開しており、近年は製造、物流、サービス体制の強化に向けた投資を継続している。直近では、バージニア州ニューポートニューズ(Newport News, Virginia)での組立・製造能力の拡張に加え、ミシシッピ州テューペロ(Tupelo, Mississippi)で新たな物流・配送センターを建設中だ。稼働後は、欧州以外で初となる大規模な部品配送拠点として、南北アメリカ地域全体の部品供給とサービス支援を担う。土工機械、クレーン、コンクリート技術、マリタイム、コンポーネント各事業の部品管理に加え、プレアセンブリやキッティング、再梱包にも対応する。

リープヘルUSA(Liebherr USA, Co.)のマネージングディレクター、カイ・フリードリヒ(Kai Friedrich)氏は、「リープヘルの米国建設市場への取り組みは、単に機械を供給することにとどまらない。迅速なサービス、信頼性の高い部品供給、現場で確実に価値を生むソリューションを提供するため、現地投資を継続している」と述べた。

コンエキスポは3年に1度開催され、来場者数は13万9,000人超を誇る北米最大の建設機械展示会。リープヘルは今回も最大級の出展社として、土工機械、マテリアルハンドリング、移動式クレーン、クローラクレーン、タワークレーン、基礎機械、コンクリート技術分野の幅広い製品を披露する。

■土工・マテリアルハンドリング分野:過酷環境に対応する機械群

出展機の中核を成すのが、土工機械およびマテリアルハンドリング機械で、耐久性、効率性、長寿命を重視した設計が特徴だ。会期中を通じて実演されるのが、アーティキュレーテッドダンプトラック「TA 230 リトロニック(TA 230 Litronic)」。高い積載効率と重負荷対応力を備え、長期使用を前提とした設計となっている。

第8世代(Generation 8)のクローラドーザ「PR 716」やクローラローダ「LR 636 G8」も注目機種だ。いずれも整地や造成用途向けで、油圧駆動システム、2D/3Dグレードコントロール(オプション)、人間工学に基づくキャブ設計を採用し、過酷な現場での連続稼働と高精度作業を支える。

クローラ油圧ショベル「R 945」は、採石・大規模土工向けとして、精密な操作性と燃費性能、長期信頼性を訴求。ホイール式油圧ショベル「A 924」は、インフラ・土木工事向けの機動性とコンパクト性を強調する。中型ホイールローダ「L 546」は、作業員検知システムや全周囲カメラ「スカイビュー(Skyview)」を搭載し、現場安全性の向上を示す実演が行われる。

電動化・省エネルギー分野では、電動マテリアルハンドラ「LH 60 M インダストリーE(LH 60 M Industry E)」を展示。排出ガスゼロで静音性に優れ、エネルギー回生システムにより消費電力を低減する。さらに、「XPower」シリーズのホイールローダ「L 550」「L 586」は、パワースプリット駆動と用途別キネマティクスにより、性能と燃費、堅牢性の両立を図る。

■クレーン分野:現場価値を高めるラインアップ

クレーン分野では、オールテレーンクレーンの世界初披露モデルを含む、移動式から大型クラスまで幅広い機種を展示。輸送効率を高めた設計や高度な支援システム、迅速な設置性を訴求する。タワークレーンでは、新Kシリーズの自立式クレーン「91 K」を紹介し、高密度都市開発や大規模インフラ工事向けのソリューションを提示する。

■実演とデジタル:現場での実効性を重視

専用デモエリアでは、油圧ショベル「R 914 コンパクト(R 914 Compact)」、ホイールローダ「L 546」、ダンプトラック「TA 230」、ドーザ「PR 716」、トラック搭載型コンクリートポンプ「38 XXT」などが実稼働を披露。加えて、デジタル分野では、フリート管理向け「マイリープヘル(MyLiebherr)」や3D施工計画ツール「クレーンプランナー2.0(Crane Planner 2.0)」、操縦訓練用シミュレーターを展示し、現場価値の「見える化」を図る。

■基礎機械:深礎工事向け技術を集約

プラチナムロットのブースP7761では、基礎機械を集中的に展示。杭打ち・削孔リグ「LRB 19」は、油圧クイックコネクションを採用し、アタッチメント交換の迅速化を実現。削孔リグ「LB 35.1」には新型ラチスブーム延長を装備し、深掘削に対応する。クローラ式コンクリートポンプ「THS 110 D-K」も、深礎工事向け機種として紹介される。

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