・2026年から量産・輸出開始へ
HD建機(HD Construction Equipment):2026年1月28日
HD建機は1月28日、現代ロテム(Hyundai Rotem)と、K2戦車向けエンジン「DV27K」の供給契約を締結したと発表した。2022年の初回契約に続く第2次契約で、受注台数は116基となる。
今回供給するエンジンは、今年後半からポーランド向けに輸出予定の国産K2戦車に搭載される。あわせて、一部は予備用エンジンや変速機試験用として使用される予定だ。HD建機は本契約を皮切りに、回収車、障害物処理車、架橋車などの特殊用途車両向け戦車エンジンの供給も進める方針である。
HD建機は、K2戦車用エンジンを独自に開発し、量産化に成功した唯一のメーカー。安定した供給体制と保守・整備システムを強みに、海外輸出を継続的に拡大している。ポーランドに加え、トルコ(Türkiye)の次世代戦車「アルタイ(Altay)」向けエンジンの独占供給を担っており、南米ではペルー向けK2戦車輸出も進展しているという。
K2戦車用エンジンの最大出力は1,500馬力で、現行戦車エンジンとしては最高水準の性能を誇る。車重56トンのK2戦車を最高時速70キロまで加速可能で、高振動・高衝撃環境や高温・低温といった過酷条件下でも安定稼働する設計が評価され、次世代戦車導入を検討する各国から注目を集めている。
HD建機は昨年からトルコ向け次世代戦車エンジンの量産を開始。中東最大級の防衛展示会「アイデックス(IDEX)」への出展を通じ、戦車エンジン分野での信頼性と業界ネットワークを強化してきた。韓国と戦略的パートナー関係にあるペルー陸軍に加え、戦車近代化を進める東欧諸国からの追加受注も視野に入れる。
生産面では、仁川(インチョン)工場の防衛用エンジン生産ラインに加え、今年完成予定の群山(グンサン)工場を活用し、中長期的な需要増にも安定的に対応する計画だ。
HD建機の関係者は「K2戦車の欧州輸出拡大という国家的成果に貢献できることを誇りに思う。独自開発した1,500馬力級戦車エンジンの実績と信頼性を基盤に、K防衛産業をリードする地位を一層強固なものにしていく」とコメントしている。
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