コネクレーンズ、独HHLA向けにハイブリッド式ストラドルキャリア8台を受注

・燃費・排出削減と高生産性を両立、2026年末までに稼働予定

コネクレーンズ(Konecranes):2026時2月2日

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コネクレーンズは、ドイツ・ハンブルク港でターミナルを運営するHHLAコンテナターミナル・トレアオルト(HHLA Container Terminal Tollerort GmbH)から、新設計のハイブリッド式ストラドルキャリア「コネクレーンズ・ノエル NSC 644 EHY(Konecranes Noell NSC 644 EHY)」8台を受注した。受注は2025年第4四半期に計上され、2026年末までに現地での稼働開始を予定している。

今回導入される8台は、岸壁とヤード間のコンテナ搬送、積み重ね作業、陸側トラックおよび鉄道との荷役に使用される。既存のディーゼル駆動式ストラドルキャリアの更新として導入され、燃料消費量および排出ガスの削減を図る。

新型機は、ディーゼル発電機と車載バッテリーシステムを組み合わせたハイブリッド構成を採用。従来のディーゼル駆動と比べて大幅な燃費改善と排出削減を実現しつつ、作業性能は維持している。さらに、運転席を快適に昇降させるパワーリフトシステムを搭載し、オペレーターの作業環境向上にも配慮した。

HHLAコンテナターミナル・トレアオルトのマネージングディレクターであるインゴ・ヴィッテ氏(Ingo Witte)は、「今回の投資は、当社ターミナルの長期的な発展計画を支えるものだ。コネクレーンズ・ノエル製ストラドルキャリアの運用実績は豊富で、その高い性能を評価している。実績あるハイブリッド技術を選択することで、日常業務に必要な高い生産性を維持しながら、CO2削減目標の達成につなげたい」とコメントしている。

今回の8台は、駆動系のモジュール化を重視したコネクレーンズの最新設計コンセプトに基づく。新設計のプラットフォームにより、将来的にはフルバッテリー電動や水素など、他の駆動方式へのアップグレードも比較的容易に行える。ターミナル運営者は、運用要件や脱炭素戦略の変化に応じて、駆動方式を柔軟に選択できる点が特徴だ。

コネクレーンズの港湾ソリューション部門セールスディレクターであるピーター・カニア氏(Peter Kania)は、「今回の設計コンセプトは、顧客に動力源の選択肢という柔軟性を提供するために開発した。HHLAはこの構成を選ぶことで、将来の運用条件やCO2削減戦略の進化に対応できる長期的な投資保護を実現している」と述べている。

HHLAはハンブルク港内の複数ターミナルでコネクレーンズ製機器を運用しており、今回の受注は両社のパートナーシップをさらに強化するものとなる。運用効率の向上とテールパイプエミッション・ゼロに向けた共通の取り組みが背景にある。

本契約は、コネクレーンズが推進する段階的な脱炭素ロードマップ「エコリフティング(Ecolifting)」の一環でもある。同社は再生可能ディーゼル、ハイブリッド、完全電動、水素といった多様な駆動ソリューションを通じ、港湾オペレーションの脱炭素化を支援している。

コネクレーンズは、マテリアルハンドリング分野のグローバルリーダーとして、世界50カ国以上で約1万6,500人を擁する。2024年のグループ売上高は42億ユーロ。株式はナスダック・ヘルシンキ(Nasdaq Helsinki)に上場している(ティッカー:KCR)。

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