バルメット、環境負荷を低減した新型「バイオニア」プレスロールカバーを投入

・リサイクル・再生可能原料を活用、LCAデータ付き製品として差別化 ―

バルメット(Valmet)は1月29日、循環型社会への取り組みを強化する新製品として、「バイオニア(Bioneer)」プレスロールカバーを発売した。リサイクル材、再生可能原料、バイオベース原料を活用して製造することで、化石資源への依存低減と気候変動への影響抑制を図る。

新製品は、板紙、紙、ティッシュ、パルプ乾燥工程におけるプレスロールおよびサクションロール用途向けに設計されている。リサイクル材や再生可能原料を採用しながらも、耐久性、耐摩耗性、脱水性能といった基本性能を犠牲にしない点が特徴である。

バルメットのロールカバー・保全部門でグローバル技術マネージャーを務めるウラ・カネルヴァ(Ulla Kanerva)氏は、「顧客は機械性能の向上と同時に、サステナビリティ目標の達成を重視している。バイオニア ロールカバーでは、高性能技術に加え、検証済みの気候影響データを提供できる。これはロールカバー技術における当社のリーダーシップと、持続可能性分野での信頼できるパートナーとしての立場を一層強化するものだ」と述べている。

製品別LCAデータを付与した初のプレスロールカバー

バイオニア プレスロールカバーは、製品別ライフサイクルアセスメント(LCA:Life Cycle Assessment)データを付与した、バルメット初のロールカバー製品となる。これにより、顧客は透明性と信頼性の高い気候影響データを基に製品選定が可能となる。

例えば、「バルメット プレスロールカバー PF バイオニア(Valmet Press Roll Cover PF Bioneer)」では、標準製品と比較して、原料調達から製造工程まで(クレードル・トゥ・ゲート)で最大12.2%のCO₂排出量削減を実現している。REDcert²認証を受けた再生可能原料およびリサイクル材を、マスバランス方式で使用することで達成した。

ロールカバー・保全部門のグローバル製品マネージャーであるサンナ・ユントゥネン(Sanna Junttonen)氏は、「透明性のあるLCAデータによって、顧客は製品間の気候影響を比較し、より合理的な意思決定が可能となる。さらに、気候目標に向けた定量的な進捗を示すことができる」としている。

バルメットの概要

バルメット(Valmet)は、プロセス産業向けのグローバル技術リーダーであり、設備ライフサイクル全体にわたる先進技術、サービス、オートメーションおよびフロー制御ソリューションを提供している。225年以上の産業分野での経験と、世界約40カ国に展開する1万9,000人超の専門人材を強みに、産業の再生型社会への転換を支援している。

2024年の売上高は約54億ユーロ。本社はフィンランド・エスポーに置き、株式はナスダック・ヘルシンキ(Nasdaq Helsinki)に上場している。

ニュースリリース