古河産機システムズ、横浜市「神奈川水再生センター送泥設備工事」を受注

・送泥ポンプ・脱臭設備更新で下水処理機能の安定運用に貢献

古河機械金属は1月30日、グループ中核で産業機械部門を担う古河産機システムズ(東京都千代田区)が、横浜市下水道河川局から「神奈川水再生センター送泥設備工事」を受注したと発表した。返送汚泥ポンプ設備の更新を通じ、横浜市の基幹下水処理施設における水処理機能の安定維持を支える。

本工事は、神奈川水再生センターの送泥設備について機能改善を図る更新工事。古河産機システムズは、送泥ポンプ3台を含む汚泥ポンプ設備および脱臭設備を新たに納入し、設計・製作から据付までを一括して担う。長期運転を前提とした信頼性向上と、省エネルギー化、維持管理負担の低減が狙いだ。

神奈川水再生センターは、横浜市人口の約7分の1の下水を処理する主要施設であり、下水処理機能の安定確保は都市インフラの維持に直結する。同社は今回の設備更新により、汚泥輸送の安定化と臭気対策の強化を図り、施設全体の運用信頼性向上に貢献する。

古河産機システムズは今後も、ポンプ設備の更新需要を取り込みながら、高効率化による省エネ、耐久性向上による長寿命化を通じて、ランニングコスト低減とインフラの持続的運用を支援していく方針。

■ポンプ事業の位置づけ

同社のポンプ事業は、足尾銅山での自家消費用製造を起点に1920年代から外販を開始し、1954年に一般市販へと発展してきた。耐摩耗性・耐食性に強みを持ち、鉱山、製鉄、製紙、土木、上下水道、公害対策分野など幅広い用途で採用実績を積み重ねている。
下水処理場向け汚泥ポンプは、全国約2,200カ所で約1万2,000台以上が稼働しており、国内シェアは約60%とされる。

■神奈川水再生センターの概要

神奈川水再生センターは1978年に運転を開始。神奈川区、西区、保土ケ谷区の大部分に加え、鶴見区、旭区、港北区の一部を処理区域とし、横浜市内でも中核を成す下水処理施設となっている。1999年からは窒素・りんを除去する高度処理を導入し、雨天時の汚濁流出対策として雨水滞水池も整備されている。

<プロジェクト概要>
• 工事名称:神奈川水再生センター送泥設備工事
• 施工場所:神奈川県横浜市神奈川区千若町1丁目1番地
• 発注機関:横浜市下水道河川局
• 請負金額:12億6,500万円(税別)
• 工期:2025年8月6日~2028年9月29日
• 工事内容:汚泥ポンプ設備(送泥ポンプ3台他)の更新、脱臭設備の納入・据付

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