・通期見通しを上方修正
パーカー・ハネフィン(Parker Hannifin Corporation):2026年1月29日
米国・クリーブランド、モーション・制御技術のグローバル大手、パーカー・ハネフィン(Parker Hannifin Corporation、NYSE:PH)は1月29日、2026年度第2四半期(2025年10~12月)決算を発表した。売上高は過去最高を更新し、調整後1株当たり利益(EPS)も大幅に伸長した。航空宇宙関連需要の堅調さに加え、事業ポートフォリオ再編の効果が収益性向上に寄与した。
■2026年度第2四半期の主な実績(前年同期比)
• 売上高:52億ドル(9%増、過去最高)
有機的成長率は6.6%
• セグメント営業利益率:23.9%(前年差+180bp)
調整後では27.1%(同+150bp)
• 純利益:8億4,500万ドル(11%減)
前年同期は事業売却に伴う一時益(税引後2億2,300万ドル)を含む
• 調整後純利益:9億8,000万ドル(15%増)
• EPS:6.60ドル(9%減)
前年同期は事業売却益による一時要因(1株当たり1.70ドル)を含む
• 調整後EPS:7.65ドル(17%増、過去最高)
ジェニー・パーメンティアー(Jenny Parmentier)会長兼CEOは「当社のグローバルチームの実行力と、事業運営の中核である“ザ・ウィン・ストラテジー(The Win Strategy™)”、そして変革後の事業ポートフォリオの強さを示す、非常に力強い四半期となった」とコメントした。
その上で、「有機成長率は約7%に達し、全ての報告セグメントで成長を確保した。調整後セグメント営業利益率は150bp改善し、調整後EPSは17%増と大きく伸長した」と強調。さらに、フィルトレーション・グループ(Filtration Group Corporation)の買収について触れ、「アフターマーケット事業を拡大し、ライフサイエンス、HVAC/R、工場内・産業分野での存在感を強化する」と述べた。
■セグメント別動向
<多角化産業セグメント(Diversified Industrial Segment)>
• 工場内・産業用途、オフハイウェイ、航空宇宙・防衛向けが成長を牽引
• 調整後セグメント営業利益率は過去最高を更新
• 受注は7%増、航空宇宙・防衛分野の複数年契約が寄与
<海外事業(International Businesses)>
• 売上高および調整後セグメント営業利益率がともに過去最高
• アジアは有機成長率9%と好調、EMEAは2%増とプラス成長に回復
• 受注は6%増、航空宇宙・防衛や電子機器向けの長期案件が牽引
■通期見通し(2026年6月期)
第2四半期の好調な業績、航空宇宙需要の強さ、産業市場の緩やかな回復を踏まえ、会社側は通期見通しを上方修正した。
• 売上高成長率:5.5~7.5%
(有機成長 約5%、買収効果 約1%、事業売却影響 ▲約1%、為替効果 +1.5%)
• セグメント営業利益率:23.7~24.1%
(調整後 27.0~27.4%)
• EPS:26.26~26.86ドル
(調整後EPS:30.40~31.00ドル)
■会社概要
パーカー・ハネフィン(Parker Hannifin Corporation)は、モーション・制御技術分野における世界的リーダーで、フォーチュン250に名を連ねる。100年以上にわたり、産業・航空宇宙・エネルギーなど幅広い分野で技術革新を支えてきた。
コメントを投稿するにはログインしてください。