・最大出力21%向上、燃費22%改善 AI活用の人検知・衝突回避機能を搭載
HD建機(HD Construction Equipment):2026年1月23日
HD建機は1月23日、40トンクラスとして初となる次世代スマート油圧ショベル「デベロン(DEVELON)DX400」を発売した。安全性能を大幅に強化するとともに、出力性能と燃費性能を高めたのが特徴で、同日、韓国・慶尚南道山清郡の大規模採石場において初号機の引き渡し式を行った。DX400は、コンクリート用骨材の採掘現場で稼働する。
DX400には、最新のヒョンデDX08エンジン(Hyundai DX08 Engine)を搭載。従来機比で最大出力を21%、最大トルクを19%向上させ、クラス最高水準の性能を実現した。加えて、電子制御油圧システム「FEH(Full Electro-Hydraulic)」を採用し、各作動部のシリンダーに最適な油圧を供給することでエネルギーロスを低減。燃費性能は22%改善した。
安全面では、人検知システム「HDS(Human Detection System)」を搭載。高解像度カメラ6台とAIディープラーニング技術を活用し、機体周囲半径6メートル以内の人や障害物を認識する。さらに、広範囲レーダーにより死角を補完し、衝突リスクをオペレーターに警告する。
操作性・快適性の向上も図った。前モデル比1.5倍の大型タッチスクリーンを採用し、直感的な操作を可能としたほか、スマートフォンアプリを通じて遠隔始動やキャビン内温度の事前調整ができるデジタルキー機能も新たに搭載。作業準備の手間を軽減する。
HD建機によると、次世代「デベロン」シリーズは昨年、韓国および欧州市場で展開を開始して以降、累計で約100台を販売した。今後は大型機ラインアップを一層強化し、3月には北米市場で新モデルを投入するほか、年後半には国内向けに30トンクラスの新製品を発売する計画だ。
初号機を導入した顧客は、「従来使用していた海外製機械と比べ、出力と燃費性能が優れている点が採用の決め手になった」と評価。事故防止に寄与する先進的な安全技術についても高い満足感を示した。
HD建機の担当者は「採石場は高負荷作業が連続する過酷な環境であり、今回の納入は次世代モデルの圧倒的な性能が評価された証左だ。これを起点に、大型油圧ショベル市場の世代交代をリードしていく」とコメントしている。
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