ボッシュ・レックスロス、中国で合弁設立、オフハイウェイ車両向け電動アクチュエータを共同開発・販売

ボッシュ・レックスロス(Bosch Rexroth):2026年1月27日

ドイツ・ロール・アム・マイン発、ボッシュ・レックスロスは、中国の西安亿孕智能装备有限责任公司(シーアン・アイエフ・インテリジェント・エクイップメント、Xi’an IF Intelligent Equipment)と、オフハイウェイ車両向け電動アクチュエータ(EMA)の開発・販売を目的とした合弁会社を設立することで合意した。新会社はグローバル市場を対象に事業を展開し、本社を上海に置く。

今回の合弁は、建設機械や農業機械、鉱山機械などで需要拡大が見込まれるオフハイウェイ向け電動アクチュエータ市場を見据えたもの。ボッシュ・レックスロスは1978年から中国で事業を展開しており、自動化およびドライブ技術分野の大手サプライヤーとして知られる。一方の西安艾弗智能装备は、西安華欧伝動(Xi’an Huaou Transmission)の100%子会社として2001年に設立され、ボールねじを中心とする機械要素技術に強みを持ち、電動軸の製造も手掛けている。

合弁会社設立に関する契約は、2026年1月26日に中国・西安で締結された。なお、設立は各国の競争当局および中国政府関係機関による承認を前提とする。

ボッシュ・レックスロスのCEOであるシュテフェン・ハーク博士(Dr. Steffen Haack)は、「中国のオフハイウェイ車両向け電動アクチュエータ市場は急速に成長しており、世界的にも大きな成長ポテンシャルを有している。当社はこの市場で初期段階から競争力を確立したい。そのためには、持続可能な競争コストの下で迅速な製品開発が不可欠だ。電動軸分野における両社の技術力と販売力を結集することで、顧客に価値を提供すると同時に、双方の企業にとっても大きなメリットをもたらす」と述べている。

また、西安亿孕智能装备有限责任公司の董事長である范延都氏(Fan Yandu)は、「当社は電動アクチュエータの中核部品であるボールねじにおいて高い技術力を有している。今回の協業は単なる企業間の戦略的提携ではなく、顧客ニーズへの明確なコミットメントでもある。ボッシュ・レックスロスと共に、強力でインテリジェント、かつ環境配慮型のソリューションをグローバルなオフハイウェイ市場に提供し、低炭素社会に向けたモバイルアプリケーション分野の新たなベンチマークを打ち立てたい」とコメントしている。

新会社は、電動アクチュエータの開発、アプリケーション設計、最終組立に注力し、モーター、モーター制御、リニアドライブなどを組み合わせた独自のEMA製品ラインを展開する計画だ。対象分野は建設機械、農業機械、鉱山機械、マテリアルハンドリング機器など。中国国内向けには自社の販売体制を構築し、海外市場についてはボッシュ・レックスロスのグローバル販売ネットワークを活用する。生産拠点は西安に置く。

■ボッシュ・レックスロス(Bosch Rexroth)の概要

ボッシュ・レックスロスは、ドライブおよび制御技術分野における世界有数のサプライヤーで、あらゆる規模の機械・システムにおいて効率的で高性能かつ安全な動作を実現する技術を提供している。モバイル機械、産業用アプリケーション、ファクトリーオートメーション分野での豊富な知見を生かし、油圧機器、電動ドライブ・制御技術、ギア技術、リニアモーションおよび組立技術、さらにはソフトウエアやIoT対応インターフェースまで幅広く展開する。80カ国以上に拠点を持ち、2023年の売上高は76億ユーロ、従業員数は約3万3,800人。

■ボッシュ(Bosch)の概要

ボッシュ・グループ(Bosch Group)は、技術およびサービス分野におけるグローバル企業で、2023年の売上高は916億ユーロ。モビリティ、産業技術、消費財、エネルギー・建築技術の4事業を展開し、オートメーション、電動化、デジタル化、コネクティビティ、持続可能性といった分野で技術革新を進めている。世界60カ国以上で約470の関連会社を擁し、研究開発拠点は136カ所、研究開発要員は約9万人(うちソフトウエア技術者約4万8,000人)に上る。

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