コネクレーンズ、スペイン・バレンシア港でハイブリッドRTG6基を受注

・CSPイベリアン・バレンシア・ターミナルの環境効率化を支援

コネクレーンズ(Konecranes):2026年1月28日

コネクレーンズは、スペイン・バレンシア港(Port of Valencia)でコンテナターミナルを運営するCSPイベリアン・バレンシア・ターミナル(CSP Iberian Valencia Terminal)から、ハイブリッド式ラバータイヤ式ガントリークレーン(RTG)6基を受注した。受注は2025年Q4に計上済みで、納入は2026年12月を予定している。

今回の投資は、CSPイベリアン・バレンシア・ターミナルが進める長期的な設備近代化プログラムの一環で、コンテナ取扱効率の向上とCO₂排出量削減の両立を目的とする。同社がコネクレーンズにRTGを発注するのは2025年に続き2回目で、新たに導入される6基は、既存のコネクレーンズ製機器群とともに運用される。

新型RTGには、コネクレーンズ独自のハイブリッド駆動技術を採用。従来のディーゼル式RTGと比べ、燃料消費量およびCO₂排出量を大幅に低減する。また、アクティブ・ロード・コントロール(Active Load Control:ALC)、ガントリー衝突防止機能(Gantry Collision Prevention)、トラック持ち上げ防止機能(Truck Lift Prevention)などのスマート機能も搭載し、安全性と作業効率の向上を図る。

CSPイベリアン・バレンシアのゼネラルマネージャー、グスタボ・フェレール・ソリアーノ氏(Gustavo Ferrer Soriano)は
「当ターミナルでは長年にわたりコネクレーンズのRTGを運用しており、その信頼性の高い実績が今回の追加投資につながった。ハイブリッドRTGは、環境効率目標の達成に不可欠であると同時に、高い生産性を維持し、保守コストを抑制する上でも重要な存在だ」
とコメントしている。

コネクレーンズのハイブリッドRTGは、車載バッテリーによる電動走行を基本とし、ディーゼル発電機でバッテリーを充電する方式を採用。インテリジェントな電力管理と回生ブレーキにより、燃料消費と排出ガスを低減する。これまでにハイブリッド機を含むRTGは世界で3,000基以上が納入され、各地のターミナルで稼働している。

コネクレーンズのポートソリューション部門EMEAセールスディレクター、ダリン・スキーパーズ氏(Darryn Scheepers)は
「ターミナル運営者は、CO₂削減とオペレーション効率の両立を図る中で、ハイブリッドソリューションへの投資を継続している。コネクレーンズのハイブリッドRTGは、日常のヤード作業を大きく変えることなく、目標達成を支援する」
と述べている。

今回の契約は、コネクレーンズが推進する脱炭素ロードマップ「エコリフティング(Ecolifting)」の取り組みを後押しするもの。同社は再生可能ディーゼル対応駆動、ハイブリッド、フル電動化車両に加え、水素などの次世代技術も視野に入れ、港湾オペレーションの脱炭素化を段階的に支援している。

■コネクレーンズ(Konecranes)について

コネクレーンズは、マテリアルハンドリング分野のグローバルリーダーとして、デジタル化や先端技術への投資を通じ、物流効率の向上、安全性強化、循環型経済の推進に取り組んでいる。2024年の売上高は42億ユーロ。ナスダック・ヘルシンキ(Nasdaq Helsinki)に株式を上場している(ティッカー:KCR)。

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