・サイクルタイム大幅短縮と省スペース設計で量産効率を追求
ヤマザキマザック(愛知県丹羽郡大口町)は1月27日、小型2タレットCNC旋盤「QRXシリーズ」を新たにラインアップに加え、高効率な量産加工ニーズに応える最新機種として市場投入したと発表した。上下刃物台による同時加工を核に、シャフト形状やバー材の連続生産でサイクルタイムを大幅に削減できるのが最大の特徴。
QRX-50シリーズは、テールストック仕様(QRX-50 SG/QRX-50MY SG)と第2主軸仕様(QRX-50MS SG/QRX-50MSY SG)の4機種を展開。チャックサイズは6インチまたは8インチ、主軸貫通穴径Φ61 mm、最大加工径Φ245 mmを共通とし、棒材能力はΦ52 mm(第2主軸対応モデルは両軸対応)。最大加工長さはモデルにより552~900 mmの範囲をカバーする。
最大の生産性向上ポイントは、12角刃物台(24ポジション)を上下に搭載した2タレット構造にある。バランスカットや左右同時加工を、対話式MAZATROLプログラムで容易に実現可能。干渉の少ないドラムタレットとBMT45ツールホルダ採用により、ツールセッティングの柔軟性も確保した。ミル機能・Y軸搭載モデル(MY/MSY仕様)では複雑形状のワンチャッキング加工にも対応する。
省スペース設計も注目点で、バーフィーダを含む最適配置により奥行2000 mmというクラス最小レベルの設置面積を実現。工場レイアウトの制約が厳しい現場でも導入しやすく、フロア効率を高める。
自動化オプションも充実。バーフィーダ+ワークアンローダ(ハンド/バケット式選択可)により、第1主軸加工中に第2主軸完成品を機外搬出でき、サイクルタイムを損なわない連続自動運転を可能にする。また、下刃物台搭載のオートパーツキャッチャが完成品・残材の自動排出を担い、長時間無人運転を支える。
制御系には大型タッチパネル搭載のMAZATROL SmoothGを標準装備。2タレット専用2分割表示やEIA/ISO編集画面の待ち合わせ指令横並び表示で操作性を向上。バーチャルマシニング、セーフティシールド、シングルブロック/オーバライド同期運転、手動パルスハンドル運転など多彩なチェック機能を備え、干渉防止とプログラミング効率を両立している。
同社はQRXシリーズを、自動車部品や精密機器分野の量産現場に向けたソリューションと位置付け、省スペース・高自動化・短納期化のニーズにワンストップで応えるとしている。詳細仕様やデモは公式サイトおよび代理店経由で確認可能。
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