ソディック(横浜市都筑区)は、オールセラミック製リニアモータ駆動超精密ワイヤ放電加工機「EXC100L+」が、日刊工業新聞社主催の「2025年(第68回)十大新製品賞」において「日刊工業新聞創刊110周年特別賞」を受賞した。1月27日、東京・大手町の経団連会館で開催された贈賞式に出席し、表彰を受けた。
十大新製品賞は、毎年開発・実用化された新製品の中から、モノづくりの発展や日本の国際競争力強化に寄与する優れた製品を日刊工業新聞社が選定・表彰する制度。今年度は本賞10件、日本力賞3件、モノづくり賞3件に加え、創刊110周年を記念した特別賞1件が設けられ、ソディックの「EXC100L+」がその栄誉に輝いた。
同製品は、AI技術の普及に伴い急拡大するMTフェルール(光コネクタ)製造をはじめとするナノ領域の超精密加工ニーズに対応したワイヤ放電加工機。最大の特徴は、世界初となる完全非接触XY直交テーブルの実現にある。リニアガイド部に自社開発のセラミック製エアスライダ機構を採用し、駆動部だけでなくガイド部分まで摺動を排除。これにより、摺動抵抗が加工精度に及ぼす影響を極限まで抑制した。
さらに、ピッチング・ヨーイング・ローリングの最小化により、最小駆動単位10nmを実現。直径0.02mmの極細ワイヤ自動結線機能も搭載し、ナノレベルの精密加工を安定して行える。また、外気温や機械各部の温度変化に左右されない高度な温度制御システムを備え、環境変動下でも高精度を維持する。
ソディックでは、これらの革新技術により、従来困難だった超精密部品の量産性向上と信頼性確保を両立。光通信関連部品をはじめ、半導体製造装置や精密金型など、先端産業のニーズに直結する加工ソリューションを提供する。
同社は「この受賞を励みに、さらなる技術革新を進め、日本の精密加工分野での競争力強化に貢献していきたい」とコメントしている。
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