NECフィールディング、相模原テクニカルセンターに3次元高速ピッキングシステムを導入

・保守部品の入出庫時間を従来比約8分の1に短縮、物流DXを加速

NECフィールディング(東京都港区)は1月20日、相模原テクニカルセンター(神奈川県相模原市)において、3次元高速ピッキングシステム「スカイポッド(Skypod)」の稼働を開始したと発表した。フランスのエグゾテック(Exotec)が開発した倉庫自動化システムで、物流機器・FA機器を手がけるIHI物流産業システム(東京都江東区がシステム設計から施工、立ち上げまでを担当した。ITシステムの保守部品倉庫への導入により、入出庫作業時間を従来比で約8分の1に短縮した。

スカイポッドは、ロボットがラックを自走・昇降し、対象部品を作業者の手元まで搬送する「グッズ・トゥ・パーソン(Goods to Person、GTP)」方式を採用した3次元高速ピッキングシステム。相模原テクニカルセンターでは、部品の入出庫作業を自動化することで作業時間を大幅に短縮するとともに、正確な入出庫処理によるヒューマンエラーの低減と在庫管理精度の向上を実現した。

導入効果として、保管スペースの有効活用や業務標準化による作業の属人化抑制も挙げられる。NECフィールディングは、免震構造や災害時の停電対策、強固なセキュリティを備えた同センターを活用し、先進的なロジスティクス技術による顧客部品保管サービスを、オファリング型マネージドサービスとして展開する計画だ。

相模原テクニカルセンターには、スカイポッド用ロボット15台を配置し、約1万800ビンの保管能力を確保。主に保守部品のピッキング用途で運用する。全国340カ所の保守拠点、107カ所の倉庫ネットワークと連携することで、障害復旧対応の迅速化とサービス品質の均一化を図る。

NECフィールディングの岩田勝ロジスティクス統括部長は、「スカイポッドの導入により、倉庫業務の自動化・省人化を進め、入出荷能力の向上と安定した作業品質を確保する。物流DXを通じて、お客様と社会課題の解決に貢献していく」と述べた。

また、IHI物流産業システムの関雅美取締役営業部長は、「高密度保管と高速ピッキングを両立するGTP方式により、保守部品物流の生産性と品質安定化を実現した。今後も安定稼働と継続的改善を支援し、マネージド型物流サービスの高度化に貢献する」としている。

NECフィールディングは今後も、倉庫自動化をはじめとする保守サポート領域のDXを推進し、ロジスティクス全体の高度化を通じて顧客の事業継続を支援していく考えだ。

ニュースリリース