・操作機器一体型「LABOCENT」をネプコンジャパンで初披露
三菱化工機は1月20日、主力製品である分離板型遠心分離機「三菱ディスクセパレータ」をベースに、研究開発・試験用途向けにコンパクト化した小型分離板型遠心分離機「LABOCENT」の販売を開始したと発表した。遠心分離機本体に加え、供給ポンプや制御バルブ、センサー、タッチパネル式コントロールパネルなどを一体化し、導入時の準備負荷を大幅に低減する。1月21日(水)~23日(金)まで東京ビッグサイトで開催される「第40回ネプコンジャパン エレクトロニクス開発・実装展」でLABOCENTの実機を初展示する。
研究・試験環境では、遠心分離機単体だけでなく、周辺機器の選定や配管・配線作業に多くの時間を要するケースが多い。LABOCENTは、遠心分離操作に必要な機器をユニット内に集約し、工具保管スペースも備えた可搬式構造とすることで、設置や移設を容易にした。使用しない場合には、別の保管場所へ移動できる点も研究現場での利便性を高めている。
処理能力は標準で毎分1.3リットル。最大遠心力は10,000Gで、処理液密度は1.3g/cm³以下に対応する。接液部にはステンレス鋼を採用し、固形分排出機構も備える。モーター出力は0.75kW、電源は三相AC200V(50/60Hz)仕様。オプションとして、防爆仕様や水冷ジャケット構造、窒素パージ構造にも対応する。
三菱化工機の「三菱ディスクセパレータ」は、船舶用燃料油・潤滑油向け油清浄機として80年以上の歴史を持ち、累計納入台数は12万台を超える。同社は近年、船舶用途に加え、化学・電子材料の分級、SAF(持続可能な航空燃料)原料として注目される藻類の濃縮、廃食油の清浄など、陸上分野での用途開拓を進めている。
同社は今回のLABOCENT投入を通じ、研究開発段階から量産・実用化へのスムーズなスケールアップを支援するとともに、油清浄機・分離技術の新たな用途開拓と販売拡大を図る考えだ。また、同製品はSDGsの目標7「エネルギーをみんなに そしてクリーンに」、目標9「産業と技術革新の基盤をつくろう」への貢献も位置付けている。
コメントを投稿するにはログインしてください。