カヤバ(KYB)は1月19日、小型油圧ショベル向けロードセンシングシステム対応のコントロールバルブ「KVSX-12C-PSL」を開発、量産化したと発表した。自動・遠隔駆動化や高精度制御への需要拡大を背景に、従来の小型機向けバルブを電子制御化したモデルとなる。
新製品は、2~4トンクラスの小型油圧ショベル向け「KVSX-12C」をベースに電子制御対応とした点が特徴。車両の負荷に応じて出力を自動調整するロードセンシングシステムに対応し、近年進展する建設機械の自動化・遠隔操作ニーズに応える。
設計面では、従来は農業機械向けに用いていた減圧弁部の構造を刷新。高パイロット圧力への対応力を2MPaから3MPaへと高め、建設機械用途での適用範囲を拡大した。さらに、減圧弁部をスリーブタイプとすることで応答性を向上させ、発振対策など細かなチューニングが可能となったほか、スプリング配置の見直しにより組立性やメンテナンス性も改善している。
同社は、電子制御対応製品の拡充により、ショベルの自動・遠隔操作時における不要な動作の削減を実現し、燃費性能の向上につなげるとしている。これにより、稼働時のCO2排出量削減にも貢献できるとしており、小型建機分野における環境対応と高機能化の両立を図る。
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