・AMRと配送ステーションを連携、教育現場での実装性検証
新明和工業は1月16日、神戸市立工業高等専門学校(神戸高専)の協力の下、同校構内において自律走行ロボット(AMR)と配送ステーションを連携させた配送システムによる「構内配送自動化」の実証実験を開始したと発表した。実証は1月9日から行っている。
今回の実証では、校舎間を移動するAMRが配送ステーションと連携し、物品の受け渡しや運搬を自動で行う仕組みを検証する。人の手を介さずに配送業務を完結させることで、構内物流の省人化や業務効率化を図るとともに、教育機関という実環境における運用課題の抽出を目的としている。
AMRは、構内の通路や段差、屋外環境など多様な条件下で自律走行し、指定された配送ステーション間を往復する。配送ステーションでは、ロボットの到着検知や扉の開閉、荷物の受け渡しを自動化し、利用者が安全かつ簡便に利用できる仕組みとした。これにより、教職員や学生による書類や教材、小型備品の搬送負荷軽減につながるとしている。
新明和工業は、航空機事業や特装車、産業機械などで培ってきたメカトロニクス技術やシステムインテグレーション力を生かし、近年はロボティクスや自動化分野への展開を進めている。今回の実証を通じて、教育機関や研究施設、工場、病院など、構内物流ニーズを持つさまざまな分野への応用可能性を検証する考えだ。
同社は今後、実証結果を基に走行安定性や運用フロー、ユーザーインターフェースの改善を進め、実用化に向けたシステム高度化を図る。構内物流の自動化を通じ、省人化や働き方改革、持続可能な運営支援につなげていく方針としている。
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