・ブラジル市場で持続可能鉱山ソリューションを拡大
三一(SANY):2026年1月15日
三一集団(三一)はこのほど、世界的な鉄鉱石大手である淡水河谷(Vale/ヴァーレ)に対し、混合動力(ハイブリッド)鉱山用散水車「SET150S」の初号機を引き渡した。今回の納入は、両社の協業関係が新たな段階に入ったことを示すとともに、三一が進める高効率・持続可能な鉱山ソリューションのブラジル市場での展開における重要な節目となる。
両社は2021年に協業を開始して以降、三一はVale向けに油圧ショベルや鉱山用ダンプトラックなど30台超の設備を供給してきた。今回稼働を開始したSET150Sは、ブラジル市場で初となる超大型クラスのハイブリッド鉱山用散水車で、3万ガロン(約114立方メートル)の大容量水タンクを搭載。南米の大規模鉱山における高負荷な粉じん抑制や冷却作業の需要に対応する仕様となっている。
同機は、三一が独自開発したデュアルエンジン方式のハイブリッドシステムを採用。高い走行性能と大量散水能力を確保しつつ、燃料消費量を20%以上削減し、年間約30トンの二酸化炭素排出削減を実現する。運用効率の向上と環境負荷低減を両立させた点が特長だ。
こうした高効率運用を支えているのが、三一ブラジルの現地サービス体制である。サンパウロ州やミナスジェライス州など主要鉱山地域に200人超のサービスエンジニアを配置し、24時間体制で技術サポートや保守サービスを提供している。
三一は今後も、新エネルギー鉱山機械の研究開発と技術革新を加速し、電動化・知能化を軸としたライフサイクル全体をカバーする鉱山ソリューションの構築を進める方針だ。グローバルパートナーとの連携を通じ、世界の鉱業分野における持続可能な転換と高度化に貢献していく考えを示している。
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