メッツォ、サウジ・マアデンの金鉱山向け選鉱プラントを受注

メッツォ(Metso) :2026年1月15日

メッツォは、サウジアラビアの国営鉱業会社マアデン(Maaden)から、同国西部マッカ州に位置するアール・ルジュム鉱山(Ar Rjum)向けの金処理プラント一式を受注した。受注額は約1億2,800万ユーロ。2025年第3四半期に2,400万ユーロ、第4四半期に1億400万ユーロを鉱物部門(ミネラルズ)で受注計上した。

アール・ルジュム鉱山は、サウジアラビアのタイフ(Ta’if)北東約200キロに位置する。今回の契約には、鉱石からドーレ(金地金)までを一貫処理する金処理ラインが含まれる。

納入範囲は、破砕設備と搬送システム、SAGミルおよびボールミルを含む粉砕回路、予備浸出およびCIL(炭素浸出)回路、最終尾鉱濃縮設備、重力選鉱回路、溶離プラント、金回収設備(ゴールドルーム)など。加えて、プロセス電化、フィールド計装、自動化システム、処理プラントの詳細設計も提供する。設備の据付、試運転、立ち上げに関するアドバイザリーサービスは別途サービス契約として後日計上される予定だ。

メッツォのピア・カルフ鉱物部門社長(Piia Karhu)は、「本プロジェクトは、マアデンとの長年の協力関係をさらに強化するとともに、サウジアラビアが進める鉱業産業の拡大・多角化という国家戦略にも合致するものだ。先進的で持続可能な金処理ソリューションと包括的なサービスを通じて、同国の金生産拡大と責任ある資源開発を支援していく」とコメントした。

メッツォは、鉱石からドーレまでをカバーするエンド・ツー・エンドの金処理技術で世界的に実績を持つ。多くの技術・サービスは「メッツォ・プラス(Metso Plus)」のラインアップに含まれ、生産性向上やエネルギー・水使用効率の改善、環境負荷低減に寄与している。

中東地域には25年以上の拠点展開実績があり、豊富な鉱物資源とインフラ開発需要を背景に成長市場と位置付ける。現地チームを通じ、プロセス技術から長期的なライフサイクルサービスまで付加価値の高い支援を提供していく考えだ。

メッツォは、骨材、鉱物処理、金属精錬分野で持続可能な技術とサービスを提供するグローバル企業。フィンランド・エスポー(Espoo)に本社を置き、2024年末時点で世界約50カ国に約1万7,000人の従業員を擁する。2024年の売上高は約49億ユーロ。ナスダック・ヘルシンキ(Nasdaq Helsinki)に上場している。

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