米キャタピラー、建設機械部門トップ交代を発表

・建設産業のグループ社長にロッド・シャーマン氏、トニー・ファッシーノ氏は26年5月末で引退へ

キャタピラー(Caterpillar Inc.):2026年1月14日

キャタピラーは1月14日、建設機械事業を統括する建設産業(Construction Industries)の経営体制を刷新すると発表した。現グループ社長のトニー・ファッシーノ(Tony Fassino、画像上)氏は2026年5月31日付で引退する。後任には、社内ベテランのロッド・シャーマン(Rod Shurman、画像下)氏を2月1日付で任命する。

ファッシーノ氏は30年にわたりキャタピラーに在籍し、グローバル事業全体で製品・サービス・技術開発を主導してきたほか、市場投入戦略や販売網構築、製造・サプライチェーン全体でのオペレーショナル・エクセレンス推進に貢献した。2018年にはビルディング・コンストラクション・プロダクツ(BCP:Building Construction Products)の上級副社長に就任し、2021年からは建設産業のグループ社長を務めてきた。

キャタピラーのCEOであるジョー・クリード(Joe Creed)氏は「トニー氏の30年にわたる多大な貢献は、当社と顧客の成功に長く影響を与え続ける。献身的なリーダーシップに感謝するとともに、引退後の活躍を祈りたい」とコメントした。

ファッシーノ氏は社外でも業界団体で要職を歴任。米国機械工業会(Association of Equipment Manufacturers)や全米設備ディーラー協会財団(Associated Equipment Distributors Foundation)などで活動し、現在は米国道路・交通建設業協会(American Road & Transportation Builders Association)の2025~2026年会長を務めている。

一方、新たにグループ社長に就任するシャーマン氏は、現在BCP部門の上級副社長として、小型・多用途建設機械およびアタッチメント事業をグローバルに統括している。新職では、土工機械(Earthmoving)、掘削機械(Excavation)、BCP、中国事業(China Operation)、キャットレンタル&中古(Cat Rental & Used)、顧客ソリューション中核地域・成長地域(Customer Solutions Core Regions/Growth Regions)などを含む建設インダストリーズ全体と、同部門のサプライマネジメントを管掌する。

クリードCEOは「エンジニアリングとオペレーションの両面での豊富な経験と、顧客の最難関課題に取り組む姿勢を併せ持つシャーマン氏は、建設インダストリーズを次の成長段階へ導く適任者だ」と期待を示した。

シャーマン氏は1997年にキャタピラーへ入社。エンジニアリング、サービス、オペレーション分野で要職を歴任し、石油・ガス(Oil & Gas)部門や電動化・エネルギーソリューション(Electrification & Energy Solutions)部門の上級副社長も務めた。米パデュー大学(Purdue University)で機械工学の学士号を取得している。

キャタピラーは2024年の売上高が648億ドルに達し、建設・鉱山機械、オフハイウェイ用エンジン、産業用ガスタービン、ディーゼル電気機関車などを手掛ける世界最大級のメーカー。創業100年を迎え、持続可能な社会づくりに向けた事業展開を進めている。

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