・リフトラック導入で高密度保管とピッキング効率向上
・在庫管理と完全連携、EC物流を加速
ユングハインリッヒ(Jungheinrich):2026年1月14日
ハンブルク/ノイマルクト、ユングハインリッヒは1月14日、ドイツ・ノイマルクトに拠点を置くOMクレーベテクニック(OM-Klebetechnik)が、同社製のリフトラック(昇降式自動保管システム)を導入したと発表した。小物部品向けの動的保管を高度化し、主力のシンコルーブ製品(SyncoLube®)の物流効率向上と、急成長するEC事業の拡大を支える。
新たに導入したリフトラックにより、OMクレーベテクニックは高密度保管とピッキング性能の向上を両立。自動化システムが限られたスペースでの整理・安全・可視化された保管を可能にし、天井高を有効活用することで保管効率を大幅に高めた。いわゆる「モノから人へ(Goods-to-Person)」方式により、移動時間の短縮も実現している。
■在庫管理と完全連携、プロセスの可視化を実現
本システムは既存の在庫管理システムと完全に統合され、専用に開発されたソフトウエア・インターフェースによりデータ連携を自動化。資材や商品の動きを一貫して可視化し、迅速なアクセスと確実な記録を可能にした。EC事業に求められる高い処理能力とトレーサビリティの確保に寄与する。
OMクレーベテクニックの生産責任者、ニコ・ムント氏(Nico Mundt)は「新しいリフトラックは、拡張可能でデジタル化された倉庫物流の基盤を築くものだ。処理速度と透明性の向上は日常業務を直接支え、今後の成長に必要な柔軟性をもたらす」とコメントした。
■ECブランド「セルムンド」にも効果
新システムは、接着技術製品や潤滑剤など小物中心に扱うECサイト「セルムンド」(selmundo.com)にとっても大きな効果を発揮。ピッキングから出荷までの工程が加速し、リードタイム短縮や処理の信頼性向上、受注対応力の強化につながっている。
ユングハインリッヒのプロジェクトマネージャー、アンドレアス・シーコーファー氏(Andreas Schiekofer)は「OMクレーベテクニックのニーズは、中堅物流企業がダイナミックに進化していることを象徴している。当社のリフトラックは、パワフルで人間工学に配慮し、既存システムにシームレスに統合できる拡張性の高い小物保管ソリューションだ」と述べた。
■モジュール構成で将来拡張にも対応
ユングハインリッヒのリフトラックはモジュール設計を採用し、将来的な棚の追加やシステム拡張が容易。ピック・トゥ・ライト(Pick-to-Light)などのオプションも選択可能で、ピッキングミスの低減と処理精度の向上を図る。高回転商品の取り扱いが多い環境において、プロセスの信頼性と効率性を高める。
今回の導入により、OMクレーベテクニックは中長期的な物流基盤を強化し、持続的な成長に向けた体制を整えた。
■会社概要
OMクレーベテクニック(OM-Klebetechnik GmbH)は1989年設立。ドイツ・バイエルン州オーバープファルツ地方ノイマルクトに本社を置く接着・接合技術の中堅企業。工業用粘着テープ、フィルム、ラベル、打ち抜き部品、完成品ソリューションなどを提供し、3M、テサ(tesa)、オラフォル(Orafol)、AFTC、ニットー(Nitto)などのブランドと協業する。2024年からはクロイル(KROIL)のシンコルーブ(SyncoLube®)潤滑剤・オイルの取り扱いも開始。ドイツ2拠点、オーストリア1拠点を展開し、ISO 9001、ISO 14001、IATF 16949などの認証を取得している。
セルムンド(selmundo GmbH)は、OMクレーベテクニックのEC事業を担うオンライン卸売企業。接着テープや技術用粘着材料、関連アクセサリーをB2B・B2C向けに提供している。
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