・コネクレーンズ製、燃費改善と排出削減を推進
コネクレーンズ(Konecranes):2026年1月12日
港湾荷役機器大手のコネクレーンズは、米国東海岸有数のコンテナターミナルであるポート・ニューアーク・コンテナ・ターミナル(Port Newark Container Terminal、PNCT)が、ハイブリッド駆動の「ノエル・ストラドルキャリア」(Noell)20台を発注したと発表した。受注は2025年10~12月期(第4四半期)に計上され、納入は2026年10~12月期を予定している。
PNCTはニュージャージー州に拠点を置き、米国東海岸最大級のコンテナターミナルの一つ。ストラドルキャリアの保有機はすべてコネクレーンズ・ノエル製で、累計導入台数は200台を超える。2022年7月に初めてハイブリッド機を導入し、高い性能を確認したことから、2024年10~12月期には15台を追加導入しており、今回が2回目の本格的なハイブリッド車両拡充となる。
新たに導入される20台はいずれも、ディーゼル発電機と充電式バッテリーを組み合わせたコネクレーンズ独自のハイブリッド駆動技術を採用。従来機と同等の作業性能を維持しながら、燃料消費量と排出ガスを低減する。岸壁での船積み・荷揚げ作業をはじめ、ヤードでの段積み、トラックや鉄道貨車への積み降ろし作業に使用される。
PNCTのエンジニアリング&機器サービス部門ディレクター、チャーリー・フェルリシ氏(Charlie Ferlisi)は
「当社は数十年にわたりコネクレーンズ・ノエルのストラドルキャリアを運用しており、その性能と信頼性を高く評価している。ハイブリッド駆動の効果もすでに確認しており、今回の投資は燃料消費削減と、さらなる高効率運用を目的としたものだ」とコメントしている。
両社の長年の関係を背景に、コネクレーンズはポート・ニューアーク近郊に主要サービス拠点と充実した部品倉庫を構え、PNCTの運用を支援している。PNCTはこのほか、コネクレーンズ製のラバータイヤ式ガントリークレーン(RTG)やリーチスタッカーも採用している。
コネクレーンズのポートソリューション部門セールスディレクター、ピーター・カニア氏(Peter Kania)は「当社のストラドルキャリア技術を熟知した米国の主要顧客からの重要なリピート受注だ。ハイブリッド駆動技術への信頼と長年のパートナーシップを高く評価している。本案件は、ニュージャージーのような厳しいターミナル環境においても本機が高い性能を発揮することを示している」と述べた。
本契約は、港湾オペレーションの脱炭素化を支援する同社の包括的戦略「エコリフティング」(Ecolifting)の一環。再生可能ディーゼル対応、ハイブリッド、完全電動化に加え、水素など将来技術も含め、段階的に排出ゼロを目指すロードマップを描いている。
コネクレーンズは、マテリアルハンドリング分野のグローバルリーダーとして、デジタル化や技術投資を通じて安全性、生産性、持続可能性の向上を追求。世界50カ国以上に約1万6,500人の従業員を擁し、2024年の売上高は42億ユーロ。株式はナスダック・ヘルシンキ(ナスダック・ヘルシンキ/Nasdaq Helsinki)に上場している(ティッカー:KCR)。
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