中国液圧気動密封件工業協会(中国油空圧・シール部品工業会、CHPSA):2026年1月12日
中国油空圧・シール部品工業会 (CHPSA)が公表した統計によると、2025年1~11月の中国油圧・空気圧・シール業界の経済運営は全体として安定した成長を維持した。主要企業の生産・経営活動は秩序ある状態が続き、工業生産額、売上高、累積受注額など主要経済指標はいずれも前年を上回った。特に国内需要の寄与が拡大し、利益基盤の強化が進んだとしている。
■ 売上高は880億元超、2桁成長を維持
1~11月の業界全体の売上高は880億6,000万元(約1兆9,400億円)となり、前年同期比15.8%増と高い伸びを示した。このうち油圧・空気圧・シール関連の売上高は811億元(約1兆7,800億円)で、同14.6%増だった。
分野別では、シール業界が306億8,000万元(同18.9%増)と最も高い成長率を記録。空気圧業界は272億5,000万元(同15.5%増)、油圧業界は223億9,000万元(同8.8%増)となった。一方、流体動力機器分野は7億8,000万元で前年同期比3.9%減と低調だった。
■ 輸出は増加基調も伸び率は鈍化
1~11月の油圧・空気圧・シール製品の累計輸出額は61億4,000万米ドルとなり、前年同期比7.9%増とプラスを維持した。ただし、前月比では各分野とも伸びが鈍化している。
分野別では、油圧製品が27億4,000万米ドル(同6.9%増)、空気圧製品が18億4,000万米ドル(同9.3%増)、シール製品が15億6,000万米ドル(同7.9%増)となった。
■ 輸入は54.9億ドル、空気圧は減少
同期間の輸入額は合計54億9,000万米ドルで、前年同期比2.4%増となった。油圧製品は23億9,000万米ドル(同10.6%増)、シール製品は14億7,000万米ドル(同5.7%増)と増加した一方、空気圧製品は16億6,000万米ドルで同9.6%減と減少した。
■ 内需主導で安定成長続く
CHPSAは、2025年を通じて国内市場の回復と設備投資需要が業界成長を支えたと分析。輸出は引き続き拡大しているものの、国際市場の不確実性から伸び率は緩やかになっていると指摘した。今後も内需を軸とした安定成長が続くかが注目される。