マニー、中国広東省に生産子会社新設

・国産品優遇政策に対応、28年3月量産開始へ

マニー(栃木県宇都宮市)は1月14日、中国市場における国産品優遇政策への対応と競争力強化を目的に、中国広東省佛山市に100%出資の生産子会社を設立すると発表した。1月開催の取締役会で決議した。中国向け眼科ナイフなどの現地生産体制を構築し、既存シェアの維持と持続的な成長につなげる。

中国では近年、医療機器分野で国産品の採用を優遇する政策が強化されている。政府調達や大手病院を中心に国産品の採用比率が年々高まっており、同社主力の白内障手術用眼科ナイフでも、公立病院や民営大手チェーン病院で国産品採用を求められるケースが増加している。今後も国産化要求の拡大が見込まれる。

加えて、中国政府が導入した国家集中購買制度により、国産品は価格面で優遇される一方、輸入品は販売数量や価格の両面で厳しい競争環境に置かれる可能性がある。こうした市場環境の変化を踏まえ、マニーは中国市場での安定供給と迅速な顧客対応を図るため、現地生産拠点の新設を決めた。

新工場は、同社が国内で展開するスマートファクトリーの自動化技術を導入する一方、工場建屋はレンタル方式とし、初期投資リスクの抑制を図る。中長期的には、国内の花岡スマートファクトリーをマザー工場、ベトナム工場をグローバル量産拠点、中国工場を中国市場向け現地生産拠点と位置付けた三極体制を構築し、グローバル競争力の強化を進める。

中国工場新設に伴う設備投資額は総額12億円を見込む。2026年8月期の設備投資計画および連結業績見通しには織り込み済みとしており、今後、開示すべき事項が生じた場合は速やかに公表する方針だ。

<プロジェクト概要>
・プロジェクト名:中国生産子会社設立
・会社名:マニー株式会社
・新会社名(仮):馬尼医療機器(佛山市)有限公司
・英名:MANI China (Foshan) Co., Ltd.
・所在地:中国・広東省佛山市
・代表者:焦炜然(Jiao Weiran)
・事業内容:中国市場向け眼科ナイフなどの製造
・設立予定:2026年4月
・量産開始予定:2028年3月
・資本金:32百万元
・出資比率:マニー 100%
・設備投資額:約12億円

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