コネクレーンズ、メキシコ・ユカタン州プログレソ港向けに移動式港湾クレーン2基を受注

コネクレーンズ(Konecranes):2026年1月13日

コネクレーンズは1月13日、メキシコ南部ユカタン半島の主要港であるプログレソ港(Port of Progreso)において、コンテナターミナル運営会社のターミナル・デ・コンテネドーレス・デ・ユカタン(Terminal de Contenedores de Yucatán, S.A. de C.V.、APMターミナルズ・ユカタン〈APM Terminals Yucatán〉)から、移動式港湾クレーン「コネクレーンズ・ゴットワルド ESP.7(Konecranes Gottwald ESP.7)」2基を受注したと発表した。受注は2025年第4四半期に計上済みで、2026年9月末にプエルト・プログレソ(Puerto Progreso)へ納入する予定。

今回受注した2基は、港湾の既存インフラに適合する仕様で構成され、外部電源による電動運転にも対応。ターミナルが進める脱炭素化戦略を支える設備として導入される。プログレソ港は、ユカタン半島における主要な海上玄関口で、繊維産業や製造業を中心に米国との物流を担う。港内唯一の専用コンテナターミナルを運営するAPMターミナルズ・ユカタンにとって、今回のクレーン導入は、進行中の近代化・処理能力増強計画の中核を成す。

APMターミナルズ・ユカタンのマネージングディレクター兼COOであるビクター・ピーター・コネン氏(Victor Peter Konen)は、「当ターミナルは長期的な大型投資プログラムを進めており、今回の2基のクレーンはその重要な節目となる。すでに旧世代のコネクレーンズ・ゴットワルド製移動式港湾クレーンを運用しており、信頼性と性能は十分に承知している。次の成長段階に向けた選択として、コネクレーンズは自然な選択だった」とコメントしている。

これに対し、コネクレーンズのポートソリューションズ部門(Port Solutions)でリージョナルセールスマネージャーを務めるマーク・ウェレンベルグ氏(Marc Wellenberg)は、「高性能とフル電動運転の選択肢を併せ持つカスタマイズ仕様のクレーンで、ターミナルの長期ビジョンに合致している。当社技術への信頼に感謝するとともに、プログレソ港の近代化と日常運営を引き続き支援していきたい」と述べた。

本契約は、コネクレーンズが推進する脱炭素化ロードマップ「エコリフティング(Ecolifting)」の一環。再生可能ディーゼル、ハイブリッド、フル電動化に加え、水素といった将来技術まで含む段階的なソリューションを通じ、港湾オペレーションの排出削減を支援する。

コネクレーンズは、デジタル化や先端技術への投資を背景に、マテリアルハンドリング分野で世界的なリーディングカンパニーとして事業を展開。世界50カ国以上で約1万6500人を擁し、2024年の売上高は42億ユーロ。株式はナスダック・ヘルシンキ(Nasdaq Helsinki)に上場している(ティッカー:KCR)。

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