・生産能力33%増強、26年2月に稼働予定
住友理工(名古屋市中村区)は1月13日、インド市場での供給体制強化に向け、自動車用および二輪車用ホースの新工場を建設すると発表した。投資額は約4億4,100万ルピー(約8億円)。2026年2月の生産開始を予定しており、完成後は同社インド拠点の生産能力を約33%引き上げる。
新工場は、住友理工のインド現地法人であるスミリコ・インペリアル・ラバー・インディア(SumiRiko Imperial Rubber India、SRK-IR)が所在するハリヤナ州バワル市に建設する。インド北部に生産拠点を持つ主要自動車メーカー向けの供給体制を強化し、製品供給の安定化と顧客価値の向上を図る。
インドはGDP規模で世界第5位の経済大国に成長し、自動車新車販売台数でも世界第3位となるなど、市場拡大が続いている。加えて、電動化の進展や排出ガス規制の強化により、高品質かつ環境対応型の部品需要が高まっている。住友理工グループは、こうした環境規制や顧客ニーズに対応したホース製品を展開しており、今回の投資は将来的な需要拡大と品質要求の高度化を見据えたものと位置付ける。
SRK-IRは2005年に住友理工グループ初のインド拠点として設立され、約20年にわたり自動車用ホースなどの製品供給を行ってきた。新工場の稼働により、インド北部市場を中心とした供給力を高め、地域産業の発展にも寄与する。
住友理工グループは、自動車用防振ゴムやホースなどを中心に、世界5極体制で製品開発・供給を行うグローバル・システムサプライヤーとして事業を展開している。今後も持続的な設備投資と雇用創出を通じ、地域経済への貢献を進める方針だ。
同社は「2029年 住友理工グループ Vision」で、「自然と都市と人の空間が繋がる グリーンで快適な社会」の実現を掲げており、高分子材料技術や総合評価技術を基盤に、次世代モビリティ分野への対応を加速していく。
<プロジェクト概要>
所在地:インド ハリヤナ州バワル市
事業内容:自動車用および二輪車用ホースの製造
生産開始:2026年2月(予定)
従業員数:280人(見込み)
建屋面積:1万2,765㎡
投資額:約4億4,100万ルピー(設備投資)
コメントを投稿するにはログインしてください。