ヤマハ発動機、ハイブリッドプレーサーのワイドモデル投入

・12インチウエハ対応と大型基板搬送を両立、「YRH10W」を発売

ヤマハ発動機は1月13日、電子部品実装用のハイブリッドプレーサー新製品「YRH10W」を発表した。マウンター(表面実装機)とダイボンダーの機能を1台に統合した既存機「YRH10」をベースに、12インチウエハへの対応と大型基板搬送を可能にしたワイドモデルで、3月1日に発売する。

新製品は、NEV(新エネルギー車)の普及を背景に需要が拡大するモジュール型パワー半導体の生産を主なターゲットとする。12インチシリコンウエハを用いた生産へのシフトが進む中、ウエハ対応力と高い生産性、実装精度を両立させた。

■12インチウエハと大型基板に対応

「YRH10W」は、6・8インチに加え12インチウエハまで対応可能とし、マウンター用部品(SMD)との混載実装も可能。ウエハ供給からのベアチップ搭載速度は毎時1万4,000CPHを実現し、搭載精度は±15μmとした。
また、高剛性コンベアの採用により、最大L510×W460mmの大型基板搬送に対応。大型キャリアに複数基板を並べて一括実装するニーズにも応える。

■高精度・高品質実装を追求

軸制御の最適化や熱補正機能により高精度搭載を実現したほか、基板の高さや反りを計測する搭載高さ補正、荷重制御機能を搭載。再現性の高い実装品質を確保する。
部品認識画像を保存する「All Image Tracer」機能も備え、実装不良や吸着エラーの要因を早期に特定でき、品質維持・向上に寄与する。

■汎用性とスキルレス操作

はんだペースト転写ユニットやフィデューシャルカメラZ軸可変機能など、多彩なオプションによりモジュール製品をはじめとした幅広い生産プロセスに対応する。
条件設定は、視覚的に操作できる「ウエハピックアップ条件出しユーティリティ」を採用し、スキルレスでの立ち上げを可能とした。搭載順序の最適化やサイクルタイム推定などの支援機能も強化している。

■スマート化を支える中核装置

ヤマハ発動機は、マウンター、印刷機、ディスペンサー、検査装置までを網羅するフルラインアップを強みに、実装工程のスマート化を進める「インテリジェントファクトリー」を展開している。「YRH10W」は、その中核を担う装置として位置付ける。

なお、「YRH10W」は1月21日から23日まで東京ビッグサイトで開催される「第40回インターネプコンジャパン」で実機を初展示する。

仕様の詳細は、ニュースリリース