・契約額約1億8,000万ユーロ、年産30万トン規模の新製錬所建設に対応
メッツォ(Metso):2026年1月9日
メッツォは1月9日、アジア地域で計画されている新設の一次銅製錬所向けに、エンジニアリングおよび主要プロセス機器を供給する大型案件を受注したと発表した。契約額は約1億8,000万ユーロで、鉱物事業(ミネラルズ)セグメントの2025年第4四半期受注として計上される。今後、供給範囲を拡大するオプションも含まれている。
今回の銅製錬所コンプレックスは、銅カソード年産30万トン、硫酸年産110万トンの生産能力を計画している。
新たに導入される銅製錬ラインは、実績のあるメッツォのライセンス技術を採用。アウトテック・フラッシュ製錬(Outotec® Flash Smelting)、PSコンバーティング(PS Converting)、ルレック(Lurec®)技術を中核に構成する。主な供給範囲は、製錬所主要エリア向けのプロセス機器設計・供給に加え、ガス洗浄・硫酸プラント、銅電解精製設備、貴金属精製設備など。現地サービスやスペアパーツの提供も含まれる。
メッツォのミネラルズ部門社長であるピア・カルフ(Piia Karhu)氏は、「今回の受注を大変うれしく思う。メッツォ・プラス(Metso Plus)ポートフォリオの一部であるアウトテック・銅フラッシュ製錬法は、大規模銅製錬所向けとして世界で最も広く採用されている技術だ」とコメントした。
■銅プロセス分野で包括的な技術ポートフォリオ
メッツォは、精鉱処理から精製銅生産までをカバーする包括的なソリューションを提供する、銅プロセス分野の主要技術サプライヤー。メッツォ・プラスの各種ソリューションにより、CO₂排出量の大幅削減やエネルギー・水使用効率の向上を実現しつつ、難処理原料からの高い金属回収率を確保する。
銅製錬分野の主力技術としては、業界をリードするアウトテック・フラッシュ製錬やオースメルト(Ausmelt®)プロセスをはじめ、ガス洗浄および硫酸回収を最適化するルレック技術を展開。さらに、電子廃棄物リサイクル向けのeスクラップ製錬技術や、ライフサイクル全体を支援する各種サービスも提供している。1950年代以降、世界の主要顧客向けに50基以上の銅製錬所を納入してきた実績を持つ。
■メッツォ(Metso)について
メッツォは、骨材、鉱物処理、金属精錬分野における持続可能な技術とエンドツーエンドのソリューションを提供する先進企業。本社はフィンランド・エスポーに置き、2024年末時点で約50カ国に約1万7,000人の従業員を擁する。2024年の売上高は約49億ユーロで、ナスダック・ヘルシンキに上場している。