ニコン、栃木ニコンで新棟建設に着工―高精度光学部品の生産体制を強化

ニコンは1月8日、子会社の栃木ニコン(栃木県大田原市)で新棟建設工事に着手したと発表した。1月7日には現地で安全祈願祭を執り行った。高精度光学部品・モジュール生産および生産技術開発の中核拠点である栃木ニコンの機能を拡充し、将来の事業変化に対応できる柔軟な生産体制の構築を狙う。

新棟建設は、デジタルカメラ用交換レンズや顕微鏡向け高性能対物レンズ、半導体露光装置用投影レンズ、産業用レンズなどの生産能力強化が目的。生産ラインの刷新に加え、混流生産方式の導入や棟内物流の自動化を進め、新しいものづくりの実現を図る。

今回建設する2棟をつなぐエリアには、従業員のワーク・エンゲージメント向上を目的としたコミュニケーションエリアを整備する。自然光を取り入れた開放的な空間に、打ち合わせやリフレッシュに活用できるスペースを設け、部門や職種を超えた交流を促進する。

また、地域社会や学生との接点強化も重視する。工場見学に対応した展示エリアや、ものづくりの魅力を体験できるコーナーを設ける計画で、栃木ニコンを起点にニコンの取り組みを発信し、地域との信頼関係構築と次世代人材の育成につなげる。

<プロジェクト概要>
建設地:栃木県大田原市実取770(栃木ニコン敷地内)
建設内容:新棟2棟の建設
延床面積:約2万平方メートル
建設費用:約250億円
着工時期:2025年12月
竣工時期:2027年夏(予定)
主な生産品目:デジタルカメラ用交換レンズ、顕微 鏡用対物レンズ、半導体露光装置用投影レンズ、産業用レンズ など

ニュースリリース