メッツォ、温室効果ガス削減の新たな気候目標がSBTiの認証取得

・バリューチェーン全体でのネットゼロを視野に、顧客・サプライヤーとの連携を強化

メッツォ(Metso):2026年1月8日

メッツォは、同社が更新した温室効果ガス(GHG)排出削減目標について、第三者機関であるサイエンス・ベースド・ターゲット・イニシアチブ(SBTi:Science Based Targets initiative)の認証を取得したと発表した。2025年12月に短期・長期の両目標が検証され、最新の気候科学に基づき、地球温暖化を1.5℃に抑制する目標と整合していることが確認された。

今回認証された目標には、自社事業にとどまらず、顧客およびサプライヤーを含むバリューチェーン全体でのネットゼロ達成を見据えた内容が盛り込まれている。顧客関連の新目標設定やサプライヤーエンゲージメントの強化を通じ、産業全体の脱炭素化、水・エネルギー・資源効率の向上、循環型ソリューションの推進におけるリーダーシップを明確にした。

■SBTiが承認した主な目標
• 自社事業でのネットゼロ(2030年)
2030年までにスコープ1および2排出量を実質ゼロ化(基準年:2019年)。※2021年に設定した目標が今回正式承認。
• 顧客エンゲージメント(新目標)
2030年までに、売上高ベースで40%の顧客が、販売製品の使用段階を含む科学的根拠に基づく目標を設定。
• スコープ3排出削減(新目標)
2030年までに、販売製品の使用に伴うGHG排出量を、製品売上高1ユーロ当たりで51.6%削減(基準年:2024年)。
• サプライヤーエンゲージメント(更新目標)
2030年までに、調達額ベースで40%のサプライヤーが科学的根拠に基づく目標を設定(従来は2025年までに30%)。
• バリューチェーン全体でのネットゼロ(2050年、新目標)
2050年までにスコープ1、2、3すべてでネットゼロを達成。

クラウディア・ジェニン最高成長責任者(クラウディア・ジェニン/Claudia Genin)は、「今回認証された気候目標は、当社自身の取り組みにとどまらず、顧客やサプライヤーがそれぞれの目標を達成するための後押しとなるものだ。当社の『We go beyond.』戦略と、業界におけるサステナビリティの先導役を担うという姿勢を直接的に反映している」とコメントした。その上で、「メッツォ・プラス(Metso Plus)ポートフォリオを通じ、エネルギーや水使用量の削減、循環性の向上、運用効率の改善を顧客に提供し、低炭素型バリューチェーンへの移行を加速させる」と述べた。

同社は、これらの目標がサステナビリティ戦略を一段と強化し、「メッツォ・プラス」の開発・販売拡大を後押しするとしている。顧客は同ポートフォリオを採用することで、ネットゼロに向けた取り組みを定量的な成果に結び付け、効率性や信頼性の向上、長期的な価値創出を図ることが可能になるという。

なお、これらの目標に対する進捗状況は、2026年第1四半期から外部開示を開始し、スコープ3排出削減については年次で報告する予定。

■SBTiについて

サイエンス・ベースド・ターゲット・イニシアチブ(SBTi)は、企業が最新の気候科学に整合したGHG削減目標を設定することを支援する枠組みで、CDP、国連グローバル・コンパクト(UN Global Compact)、世界資源研究所(WRI:World Resources Institute)、世界自然保護基金(WWF:World Wide Fund for Nature)による共同イニシアチブ。

■ メッツォについて
メッツォは、骨材、鉱物処理、金属精錬分野向けに持続可能な技術、エンドツーエンドのソリューション、サービスを提供するグローバル企業。フィンランド・エスポー(Espoo)に本社を置き、2024年末時点で約50カ国に約1万7,000人の従業員を擁する。2024年の売上高は約49億ユーロで、ナスダック・ヘルシンキ(Nasdaq Helsinki)に上場している。

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