・イタリア・トリエステにモールドフラックス新工場、26年半ば稼働へ
品川リフラ(東京都千代田区)は12月18日、イタリアの製鉄プラント大手ダニエリ(Danieli & C. Officine Meccaniche)と合弁会社を設立し、イタリア北東部トリエステに連続鋳造用モールドフラックスの新工場を建設すると発表した。欧州・中東・アフリカ市場向けの供給体制を強化し、グローバル事業の拡大を図る。
新会社は「シナガワ・ダニエリ・アドバンスト・マテリアルズ(Shinagawa Danieli Advanced Materials S.p.A.)」で、出資比率は品川リフラ51%、ダニエリ49%。トリエステでモールドフラックスの製造・販売を手掛ける。工場の立ち上げは2026年半ばを予定している。
品川リフラは、モールドフラックス事業を日本、中国、米国の3カ国4拠点で展開しており、高級鋼製造向け製品として高い評価を得てきた。一方、ダニエリは高速連続鋳造設備をはじめとする製鉄プラント分野で世界的な実績を持つ。
今回の合弁では、設備メーカーであるダニエリと、材料メーカーである品川リフラが鋳造プロセス全体で連携することで、鉄鋼メーカーに対する付加価値提案力を高める狙いだ。
欧州に生産拠点を設けることで、欧州・中東・アフリカ地域の顧客ニーズに即応した供給体制を構築するとともに、輸送効率の改善や現地密着型の技術サービス強化も見込む。品川リフラは「中長期的に成長が期待される市場をターゲットに、企業価値の向上につなげる」としている。
なお、本件が2026年3月期の連結業績に与える影響は軽微としている。
<プロジェクト概要>
• 事業内容:連続鋳造用モールドフラックスの製造・販売
• 新会社名:Shinagawa Danieli Advanced Materials S.p.A.
• 出資比率:品川リフラ51%/ダニエリ49%
• 所在地:イタリア・トリエステ
• 投資内容:モールドフラックス新工場建設
• 稼働予定:2026年半ば
• 狙い:欧州・中東・アフリカ市場向け供給体制の強化、グローバル事業拡大