・ターボコア圧縮機対応、吸入側信頼性を大幅向上
ダンフォス(Danfoss):2026年1月4日
ダンフォスは、オイルフリー冷凍機・ヒートポンプ向けの新型遮断ボールバルブ「OFB」を開発し、オイルフリー機器向け製品群「EXO(Extended Oil-Free)」プログラムに追加した。ターボコア圧縮機(ターボコア/Turbocor®)を搭載するチラーやヒートポンプの吸入側に使用することを想定しており、データセンターや高度化するHVAC設備など、高信頼性が求められる用途での採用を見込む。
OFBは、サービスバルブとしての機能に加え、電動化することで冷媒液の移動を防止するアンチ・リキッドマイグレーションバルブとしても機能する。停止時や起動時における冷媒移動を抑制し、オイルフリーシステム全体の保護性能を高める。
■吸入側信頼性を高める「3-in-1」設計
新製品の特長は、吸入側の信頼性向上を目的とした「3-in-1」機能設計にある。
①圧力損失をほぼ発生させないスムーズなサクションコーン構造、②高い遮断性能を持つアイソレーションボールバルブ、③フル電動化対応――の3機能を一体化した。これにより、優れた流入品質を確保しつつ、確実な遮断と安全な保守作業を可能にする。
■ターボコア全機種に対応、グローバル規格も網羅
OFBシリーズはモジュール設計を採用し、ダンフォスのターボコアTGxおよびTTx圧縮機の全機種に対応する。入口フランジは3インチ、4インチ、5インチの計12種類を用意し、新設・既設のいずれのシステムにも容易に組み込める。接続規格はANSI、ASTM、DIN、ENなど主要な国際規格をサポートする。使用温度範囲はマイナス40℃からプラス100℃までと広く、さまざまな気候条件下で安定した運転性能を確保する。
■データセンター向けに信頼性・効率を強化
ダンフォスの空調・冷凍制御部門バイスプレジデント、ニールス・ロバート・アルビャー(Niels Robert Arbjerg)氏は次のように述べている。
「OFBは、ダンフォスのオイルフリー拡張プログラムに加わる最新のイノベーションだ。新型OFCモデルや高速応答型PTSステージングバルブと併せ、信頼性とエネルギー効率を新たな水準へ引き上げる。オイルフリー技術が広く採用されているデータセンターにとって、これらの要素は極めて重要である」
■電動アクチュエータと組み合わせ、長寿命を実現
OFBは、応答時間10秒のコンパクトなMQT電動アクチュエータ4機種と組み合わせて提供する。ブラシレスモータ技術を採用し、低消費電力と高応答性を両立した。強化されたステムシール構造とガイドベアリング、トップマウント支持により芯ずれを防止し、過酷な運転条件下でも摩耗を抑制する。低ブレークアウェイトルク設計により、小型で高効率なアクチュエータの使用が可能で、機械的ストレスも低減した。
バルブとアクチュエータの組み合わせは10万回の耐久試験を実施しており、システムのライフサイクル全体にわたる長期的な信頼性を確保している。
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