現代建機、建機2社の統合がスタート、2030年売上高14.8兆ウォン目標

・次世代油圧ショベルで世界市場拡大

HD Hyundai XiteSolution:2026年1月1日

現代建機は1月1日、HD現代建機(HD Hyundai Construction Equipment)とHD現代インフラコア(HD Hyundai Infracore)の経営統合により発足した。韓国最大の建設機械メーカー同士の統合により、年商約8兆ウォン規模の総合建設機械メーカーが誕生した。初代社長にはムン・ジェヨン氏(Moon Jae-young)が就任した。

同日、HD現代(HD Hyundai)は蔚山(ウルサン)キャンパスで現代建機の発足式を開催。チョン・ギソン会長(Chung Ki-sun)、チョ・ヨンチョル副会長(Cho Young-cheul)、ムン社長のほか、役員・従業員約200人が出席し、建機事業再編の節目を祝った。

■2030年に売上高14.8兆ウォンへ

現代建機は、2024年比95%増となる2030年売上高14.8兆ウォンを目標に掲げる。2025年時点の世界ランキングは14位。今後は建設機械を中核に、高収益のエンジン事業、アフターマーケット(AM)事業を成長ドライバーとして位置付け、全事業領域での拡大を図る。

生産拠点は韓国の蔚山、仁川、群山に加え、インド、中国、ブラジル、ノルウェーなど海外にも展開。グローバル生産体制の再構築を通じ、販売力とコスト競争力の最大化を狙う。

■「HYUNDAI」と「DEVELON」の2ブランド戦略

建設機械分野では、「HYUNDAI」と「DEVELON」の2ブランド戦略を推進。両ブランドの強みを生かした相乗効果により、世界トップクラスのブランド確立を目指す。重複する製品ラインアップの整理や、調達・物流など共通コストのスケールメリット活用により、次世代モデルのコスト競争力も高める。

■次世代油圧ショベルを北米へ展開

成長戦略の中核を担うのが次世代モデルの投入だ。HD現代建機部門の技術力を結集した新型機は、フル電動油圧(FEH:Full Electro-Hydraulic)システムを採用し、燃費性能と生産性を大幅に向上させたスマート油圧ショベルとして位置付けられる。韓国および欧州市場での投入を経て、世界最大市場である北米では2026年前半に発売する計画だ。

■エンジン・AM・小型機でバランス成長

販売・サービス網を生かした市場浸透の加速に加え、エンジン事業では発電、防衛、環境配慮型エネルギー分野への展開を強化。先進国市場向けには小型建機のラインアップ拡充も進め、事業ポートフォリオのバランス成長を図る。

■「次のグローバルNo.1」を目指す

発足式でチョン・ギソン会長は、「現代建機が卓越性を追求し続けることで、新興市場への進出と次世代モデル開発が加速する。生産、品質、グローバル販売体制を再構築し、造船事業に続く『次のグローバルNo.1』を目指してほしい」と期待を示した。

なお、HD現代建機の株式は上場を継続するが、銘柄名は現代建機に変更される。HD現代インフラコア株は2025年12月29日付で売買停止となり、同社株主には現代建機の新株が割り当てられる。新株の取引開始は2026年1月26日を予定している。

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