柳工、油圧ショベル・スマート工場で2025年通算1万台達成

中国工程机械商貿網:2025年12月30日

中国建設機械大手の柳工(LiuGong)は12月29日、中国・柳州にある油圧ショベル・スマート工場で、2025年通算1万台目となる油圧ショベルのラインオフ式典を開催した。同工場にとっては歴史的な節目となり、油圧ショベル事業の量産体制が新たな段階に入ったことを示す。

式典には、柳工股份の羅国兵党委副書記・副董事長・総裁、袁世国副総裁兼油圧ショベル事業部党委書記・総経理、肖小磊副総裁・最高品質責任者(CQO)ら経営陣のほか、主要サプライヤーや従業員代表が出席し、記念すべき成果を祝った。

柳工の柳州油圧ショベル事業は、13~200トン級までのフルラインアップを対象に、柔軟性の高いスマート生産を実現。年間生産台数は初めて1万台を突破し、過去最高を更新した。これは、経営陣による戦略的指針、サプライヤーとの協調体制、そして従業員一人ひとりの現場力が結実したものと位置付けている。

今後については、「上下の意思統一」「内外の整合」「前線指揮」「同頻共振」「一歩先行」をキーワードとする行動指針の下、第14次五カ年計画(十四五)の総仕上げと、第15次五カ年計画(十五五)の本格始動に備える。全方位展開を掲げる「三全戦略」を軸に、「基盤強化」「品質向上」「効率改善」を進め、グローバル高付加価値ブランドとしての地位確立を目指す。

羅国兵総裁はあいさつで、「油圧ショベル事業は『十五五』戦略の中核を成す重要分野であり、今回の1万台達成は戦略実行に向けた確かな基盤となる」と強調。従業員とパートナーが一体となって成し遂げた成果であり、「使命必達」を掲げる柳工の企業精神が結実したものだと評価した。同精神こそが、世界市場で戦い続ける原動力になると述べた。

生産現場では、受注急増、人員不足、部材制約といった厳しい条件下でも、製造チームが「旗を掲げ、第一を争う」という柳工流の現場精神で生産を維持。技術チームは設計品質確保のため現場密着型で迅速対応し、営業チームは国内外市場を両輪とした販売展開で成長を支えた。調達部門もサプライヤーと緊密に連携し、安定供給体制を構築した。

油圧ショベル・スマート工場は2023年11月に稼働を開始。柳工インテリジェント国際産業パークの先行プロジェクトとして、ロボット、人工知能(AI)、モノのインターネット(IoT)などを広範に導入し、生産工程の自動化・デジタル化・知能化を実現している。生産効率や資源利用率の大幅な向上につながっているという。

柳工は今後も、技術革新を軸に事業高度化を進め、規模拡大と収益性向上の両立を図りながら、世界の建設機械市場で存在感を一段と高めていく方針。

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