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バルメット、新拠点建設で南米事業を強化—-ブラジル・ソロカバにバルブ生産拠点を新設

バルメット(Valmet):2025年11月27日

バルメットは11月27日、ブラジル・サンパウロ州ソロカバ(Sorocaba, São Paulo)に新たな生産・サービス拠点を建設すると発表した。新施設は同社のフローコントロールおよびオートメーションソリューション事業の中核拠点となり、バルブ製造ラインと管理機能を併設する。同社は新拠点により、顧客に近い地域で持続可能なソリューションの開発・提供体制を強化する。

今回の計画について、バルメット Flow Control ラテンアメリカ地域担当バイスプレジデントのファビオ・マイア(Fabio Maia)氏は、「新たな製造拠点は、重要なフローコントロール製品の供給力を向上させ、納期短縮とサービス強化につながる。顧客企業が直面する生産性、安全性、環境面での要求に対し、より高いレベルで支援できる体制が整う」とコメントしている。

新施設の完成は2026年前半を予定しており、現在ソロカバにある既存工場の約2倍規模となる。生産モデルはビルト・トゥ・スーツ(Built-to-Suit/BTS)方式が採用され、バルブ、アクチュエータ、ポジショナを製造し、パルプ・紙、鉱業、石油精製、石油化学、バイオ燃料など幅広いプロセス産業向けに供給する。また、自動化プロジェクト向けのファクトリー・アクセプタンス・テスト(Factory Acceptance Test/FAT)設備も併設される計画。

同社では、中南米地域における生産・工程設備の更新需要や脱炭素投資の増加を背景に、フローコントロール製品の供給力強化が競争力向上につながると判断。今後も現地製造比率を高め、サービス・アフターサポート体制の拡充を進める方針としている。

ニュースリリース

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