仏マニトウ、ミシェル・ドニCEOが2026年6月退任、12年の任期で売上2.2倍に

マニトウグループ(Manitou Group):2025年11月26日

フランス・アンスニ(Ancenis)発—-高所作業車・テレハンドラー大手のマニトウグループは11月26日、ミシェル・ドニ(Michel Denis)社長兼最高経営責任者(CEO)が2026年6月11日の株主総会をもって退任すると発表した。ドニ氏の3期目の任期満了に伴うもので、取締役会は後任CEOの選考を開始している。

ジャクリーン・ヒムズワース(Jacqueline Himsworth)取締役会長は「ドニ氏の3期にわたる多大な貢献に心から感謝する」とコメント。2014年の就任以来、同氏のリーダーシップの下で同グループの売上高は2013年の12億ユーロから2024年には27億ユーロへと大幅に成長。財務収益性の改善、サステナビリティへの取り組み加速、生産拠点への大規模投資、安定配当の継続など、数々の実績を挙げた。

特筆すべきは、幾度かの危機を乗り越えながらも、独立性と財務基盤を維持し、テレハンドラー分野で世界トップの地位を堅持したことだ。ヒムズワース氏は「マニトウグループは今や、荷役・高所作業プラットフォーム分野における世界の主要プレーヤーとなった」と評価している。

ドニ氏は退任に際し、「過去12年間の成長を支えてくれた6,000人の従業員の専門性、献身、情熱に心から感謝する」と述べた。また、世界800社の販売ディーラーネットワークと主要顧客の忠誠心とダイナミズムを称賛。「LIFT 2030戦略で築いた基盤により、グループは持続可能で収益性の高い未来に向かう準備が整った」と語った。

ドニ氏は任期満了まで職務を完全に遂行し、新執行委員会とともにLIFT 2030組織の実装を支援する。後任CEOの氏名は後日発表される予定。

■マニトウグループ(Manitou Group)について

荷役、高所作業、土木機械分野の世界的リーダー。主力ブランドであるマニトウ(Manitou)、ゲール(Gehl)を通じて、建設、農業、産業向け機器の設計、製造、販売、サービスを展開。本社フランス。2024年度売上高27億ユーロ。従業員数6,000人。世界800社のディーラーネットワークを通じて事業を展開している。

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