・現地市場での地位強化を図る
ヒアブ(Hiab):2025年11月26日
INGクレーンズは2010年に設立された。2024年の売上高は約5,000万ユーロで、現在約250人を雇用している。
ヒアブのスコット・フィリップス(Scott Phillips)社長兼最高経営責任者(CEO)は次のように述べている。「INGクレーンズの買収は、ヒアブの成長戦略における論理的なステップであり、有機的成長だけでなく非有機的成長の拡大という当社の野心とも合致している。15年の歴史の中で、INGクレーンズは収益性の高い成長の確かな実績を示してきた。したがって、取引完了後、これにより市場での全体的なプレゼンスを高めるとともに、顧客および全てのステークホルダーに対して大きな価値を提供する能力を向上させることが期待される」
ヒアブのローダークレーン部門(重量級・超重量級)の営業・製品管理担当副社長であるマルセル・ボクセム(Marcel Boxem)氏は、「この買収により、ヒアブのグローバルなリーチと幅広いローダークレーンの製品群と、INGクレーンズの強力な現地専門知識とポートフォリオが結びつく。これにより、ヒアブはブラジルにおける主要なローダークレーン・プロバイダーとしての地位を確立する」と語っている。
今回の買収は、ブラジルにおけるヒアブの現在のローダークレーンブランド・ポートフォリオを補完するものとなる。この追加により、同社は軽量から重量級まで包括的なローダークレーンを提供し、ブラジルの農業、レンタル、建設、輸送業界向けの優先ソリューション・プロバイダーとしての地位を固める。
取引の完了は、通常の条件の充足を前提としており、2026年初頭に行われる見込みだ。取引金額については非公開とすることで両社が合意している。
■ヒアブについて
ヒアブ(ナスダック・ヘルシンキ上場、ティッカー:HIAB)は、世界中で3,000カ所に及ぶ自社およびパートナーの販売・サービス拠点を通じて全大陸で事業を展開し、100カ国以上への供給を可能にしている。2024年の継続事業売上高は約16億ユーロで、4,000人以上を雇用している。