AIRMAN、リーファーコンテナ用発電機を発売

・伊藤忠メタルズと連携、コールドチェーン市場に本格参入

建設機械・産業機械メーカーAIRMANは11月25日、リーファーコンテナ向け発電機の新製品「SDG25S-4B1」を12月から販売すると発表した。販売は伊藤忠メタルズ(東京都港区)を通じて行う。

同製品は、生鮮食品や医薬品などの低温物流を支えるコールドチェーン業界向けに開発された。AIRMANが長年培ってきた発電技術を活かし、新たなビジネス領域への参入を果たす。

■過酷な環境下での安定稼働を実現

新製品の最大の特長は、陸上輸送時の過酷な環境に対応した耐久性と防錆性にある。メンテナンス部分を片側に集約した設計により、車載状態でも内部点検・整備が容易に行える優れた整備性を実現した。

さらに、燃料効率の良いエンジン採用によりランニングコストを抑制。独自の防音構造による低騒音化も図られている。オプションでIoT通信機能を搭載し、稼働状況やメンテナンス情報のリアルタイム管理も可能だ。

■世界トップクラスの販売網を活用

販売パートナーとなる伊藤忠メタルズは、伊藤忠商事グループの非鉄・金属系商社として、コンテナ用冷凍機の世界販売展開とマーケティングを手がけており、取引先は世界500社以上に上る。この販売網を活用し、港湾運用事業者や陸上輸送事業者、冷凍物流業者など幅広い分野への展開を目指す。

AIRMANは1938年創業の80年以上の歴史を持ち、コンプレッサや発電機などの分野で高い技術力と信頼性を誇る。物流業界で過酷な環境への対応と高い運用効率が求められる中、現場の要望を取り込んだ同製品により、コールドチェーン市場での事業拡大を図る構えだ。

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