建設機械出荷、2025年10月は7.7%減の2,779 億円、3 カ月ぶりの減少

日本建設機械工業会が11月27日に発表した2025年10月の建設機械出荷金額は、内需は 13.2%減少の 857 億円、外需は 5.0%減少の1,922 億円となった。その結果、内需は 4 カ月連続の減少、外需は 5 カ月ぶりの減少となった。総合計では 7.7%減少の 2,779 億円となり、3 カ月ぶりの減少となった。

■ 内需は 13.2%減の 857 億円、4 カ月連続の減少

機種別に見ると、建設用クレーンは 2.8%増加の 176 億円の 1 機種と補給部品 2.8%増加の141 億円が増加したものの、他8 機種が減少した。 

■ 外需は 5.0%減の1,922 億円、5 カ月ぶりの減少

機種別に見ると、油圧ショベルは 3.8%増加の691 億円、ミニショベルは 5.1%増加の320 億円、建設用クレーンは 0.1%増加の113 億円、基礎機械は前年実績なしの 7億円、油圧ブレーカ圧砕機は 10.8%増加の 7 億円の 5 機種が増加したものの他 4 機種が減少した。 

地域別に見ると、欧州が 5カ月連続で増加するなど、全9 地域中3 地域が増加したものの、他6 地域が減少となった。

■油圧ショベルの国内出荷は20.1%減の1,636台、25年1〜10月は14.5%減の16,056台
 
 2025年10月の国内出荷台数統計によると、ホイールローダ1,285台(前年同月比6.5%減少)、油圧ショベル1,636台(同20.1%減少)、ミニショベル 1,870台(同8.2%減少)、クローラクレーン22.台(同24.1%減)、ラフテレーンクレーン83台(同17.8%減少)、アスファルトフィニッシャ50台(同13.6%増加)――となった。
 
2025年1~10月によると、ホイールローダ7,828台(前年同期比 20.3%減少)、油圧ショベル16,056台(同14.5%減少)、ミニショベル18,450台(同11.3%減少)、クローラクレーン271台(同1.9%増加)、ラフテレーンクレーン1,046台(同4.9%減少)、アスファルトフィニッシャ357台(同8.8%増加)――となった。

建設機械出荷統計(2025年10月)