岡本硝子、ガラス偏光子製造設備を発注

・需要拡大に対応し生産能力を強化、納入は2026年11月予定

岡本硝子(千葉県柏市)は11月27日、需要増に対応するため、本社工場にガラス偏光子製造設備を発注したと発表した。同社は11月14日の業績修正開示時点で、設備投資計画について延期を含めて検討中としていたが、最終的に予定通り実施する方針を固めた。

今回の設備投資は、ファラデー回転子市場の拡大に伴い、同社が供給するガラス偏光子の注文が増加していることが背景にある。同社では、2026年11月頃に設備が納入されるまでの期間は、既存設備の稼働拡大(約6割増)によって増加する需要に対応する。

投資金額は6,000万円で、資金は全額自己資金で賄う。なお、今回の設備発注に伴う2026年3月期連結業績への影響は軽微としている。

同社は光学部品供給の強化に向け、需要増に合わせた生産体制整備を進める方針で、今回の設備投資はその一環として位置付けられる。

■プロジェクト概要
所在地:千葉県柏市(本社工場)
設備内容:ガラス偏光子製造設備
投資総額:60百万円
資金調達:自己資金
設備納入時期:2026年11月頃

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