kikai-news.net

ブラザー、ベトナム・ハノイに産業機器事業拠点新設

・東南アジアで販売・サポート体制を強化

ブラザー工業は11月27日、産業機器事業の販売・サポート体制の強化を目的に、ベトナム・ハノイ市に新たな事務所を11月1日付で開設したと発表した。同社がベトナムで工作機械関連の拠点を設けるのは初めて。新拠点では、マーケティング活動や代理店へのサービス支援などを担う。

所在地はハノイ市バーディン区キムマ通りのVan Hoaビル6階で、産業機器事業における販売支援・サービス体制の中核拠点として機能させる計画。

近年、ベトナムでは二輪車や半導体製造装置向け部品需要の拡大を背景に、部品加工向け工作機械の市場が拡大している。ブラザーは中期経営戦略「CS B2027」で、中国・インド・日本に加え、欧州および東南アジアを重点地域に位置づけ、人員・販売網の拡充を進めており、今回のハノイ事務所開設もその一環となる。

同社は既にベトナム国内で、プリンターや家庭用ミシンの生産・販売拠点、工業用ミシンの販売拠点を展開しているが、産業機器事業としての拠点設置は初。今後は新拠点を通じて代理店サポートと顧客対応を強化し、販売後のアフターサービス体制の充実を図る。

ニュースリリース

モバイルバージョンを終了