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artience、インドでリキッドインキの生産能力を1.5倍に拡大

・パッケージ市場拡大に対応、グジャラート工場を増強

artienceグループ(東京都中央区)は11月20日、インド拠点であるTOYO INK INDIA PVT. LTD.(インド)が、グジャラート工場でのリキッドインキ生産設備を増強すると発表した。稼働開始は2028年中を予定しており、生産能力は現行比約1.5倍となる見通し。旺盛な需要を取り込み、同社は同国のリキッドインキ市場でリーディングポジションの確立を目指す。

インドでは中間所得層の増加や生活様式の変化を背景にパッケージ需要が急速に拡大しており、同社はインキ需要が今後も伸び続けると予測する。TOYO INK INDIAは2011年に輸入販売を開始し、2013年にデリー工場、2021年にグジャラート工場での生産を本格化。市場適応型の製品展開によりシェアを高めてきたが、既存設備では将来的な供給不足が見込まれることから設備投資を決定した。

新設備により同社はインド国内供給強化に加え、環境対応製品を含むサステナブル製品群の展開を加速。インド国内での事業拡大にとどまらず、今後成長が期待される周辺国への輸出ハブ機能としての役割も担っていく。

artienceグループは「先端技術と価値創造を通じ、社会課題の解決と心豊かな暮らしに貢献する」とし、同投資がアジア市場戦略の基盤強化につながるとしている。

<プロジェクト概要>
生産品目:リキッドインキ
所在地:インド・グジャラート工場内
内容:生産設備増強
稼働予定:2028年中
投資効果:生産能力を現行比約1.5倍に拡大
位置付け:インド国内供給強化および周辺国向け輸出ハブ機能

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