・2030年までの研究開発投資を支援、安全性・生産性・サステナビリティ強化へ
サンドビック(Sandvik):2025年11月25日
ストックホルム、建設機械・鉱山機械などを手掛けるサンドビックは11月25日、欧州投資銀行(EIB)と5億ユーロ(約900億円、180円換算)の融資契約を締結したと発表した。融資期間は7年間で、サンドビックの研究開発(R&D)投資計画を支える資金として活用する。
同社は2030年までに、より高度で生産性・安全性に優れ、かつサステナブルな製品および技術開発を強化する方針を掲げており、今回の融資はその実現に向けた資金力を補完するものとなる。
EIBはEU(欧州連合)の融資機関として、域内産業の競争力強化、技術革新、および持続可能な開発の促進を目的に資金供給を行っており、今回の融資もその一環。
サンドビックのステファン・ヴィディング(Stefan Widing)社長兼CEOは次のようにコメントした。
「当社は技術リーダーシップを強化し、お客様にとって生産性・安全性・環境価値を高めるソリューションの開発を戦略の中心に据えている。今回のEIB融資はR&D活動を力強く支援し、資金調達戦略の柔軟性向上にも貢献する。」
同社は鉱山機械・切削工具・デジタル製造ソリューションなど複数の事業領域を持ち、近年は電動化・自動化・AI活用を軸とした製品・技術投資を積極化している。