コマツヨーロッパ、英国の販売網を強化

・アイルランドの有力販売代理店マクヘールが英国市場に進出、コマツが資本参加で連携強化

コマツヨーロッパ(Komatsu Europe International N.V.):2025年11月25日

ベルギー・ビルボールデ発、コマツヨーロッパ(本社:ベルギー・ビルボールデ)は2025年11月、英国における販売体制の大幅な強化を発表した。2026年1月から、英国での建設・小型機械の販売・サービス事業を、現在アイルランド市場で実績を持つマクヘール・プラント・セールズ(McHale Plant Sales Ltd.)に移管する。

今回の体制移行により、マクヘール社は丸紅コマツ(Marubeni-Komatsu Ltd.、MKL)を買収し、英国市場では「マクヘール・コマツ(McHale Komatsu)」の名称で事業を展開する予定。コマツヨーロッパは長期的な協力関係を確実なものとするため、マクヘール社に少数資本参加する方針で、現地の専門知識とコマツの直接的な連携により、顧客への継続的なサポート体制を構築する。

■実績ある販売代理店との協業

マクヘール社は1952年創業で、アイルランドにおけるコマツ建機の独占販売代理店として長年の実績を持つ。マイケル・マクヘール(Michael McHale)とティム・シャナハン(Tim Shanahan)が所有する同社は、建設、林業、農業分野の主要ブランドを取り扱い、高度な技術力と顧客重視の姿勢で業界での評価を確立してきた。

コマツヨーロッパの前田 理(Tadashi Maeda)最高経営責任者兼マネージング・ディレクターは「マクヘールとの提携により、深い業界知識、顧客への献身、卓越した運営能力を結集し、英国の顧客により良いサービスを提供できる。当社の資本参加は英国市場への長期的なコミットメントを示すものだ」とコメントした。

マクヘール社のマイケル・マクヘール会長は「コマツブランドは長年にわたり当社のアイルランドでの成功の中核をなしてきた。販売網の拡大により、顧客重視のアプローチと卓越性への取り組みを英国に展開できることを誇りに思う」と述べた。

■円滑な移行を最優先

移行期間中、コマツヨーロッパはMKLおよびマクヘール社と協力し、サービス水準を維持しながら円滑な業務引き継ぎを進める。同社は丸紅との長年のパートナーシップに感謝の意を表すとともに、マクヘール社を英国における建設・小型機械の正規販売代理店として歓迎した。

コマツは1世紀以上にわたり建設、フォークリフト、鉱山、産業、林業市場向けの機械・技術・サービスを提供してきた。世界的なサービス・販売網を通じ、データと技術を活用した安全性と生産性の向上を支援している。​​​​​​​​​​​​​​​​

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