アマダ、国際ロボット展で最新自動化ソリューションを披露

・労働力不足・技能継承課題に対応、板金加工の曲げから溶接まで一貫自動化

アマダは、12月3日から6日まで東京ビッグサイトで開催される「2025国際ロボット展」に出展する。テーマは「FOR YOUR FUTURE ~自動化との出会いが、モノづくりの未来を変える~」。労働力不足や技能継承といった製造業の構造的課題に対し、加工から搬送、溶接までを一気通貫で自動化する最新ソリューションを披露する。

■出展概要
同社は板金加工における曲げから溶接までの工程を連携させた自動化技術を初公開。これまで人手に依存していた加工・仕分け・搬送をロボットが担うことで、生産性と品質の大幅な向上を狙う。特に多品種少量生産における段取りや工程間搬送の課題解決に資する技術として注目される。

■主な展示技術

  • ベンディング自動化システム「EGB-1303ARse」
    多関節ロボットと独立ローディング装置を組み合わせ、ワーク供給から曲げ加工、搬出までを自動化。金型・グリッパーの自動交換機能を備え、専用CAMにより経験の浅い作業者でも運用可能。
  • 自律搬送型ロボット「AMTES-500」
    独自開発のAMRをベースに、製造DXソリューション「LIVLOTS」やNC装置「AMNC 4ie」と連携。ワーク所在管理とスケジュール運転によるタイムリーな配膳を実現し、複雑な工程間搬送を自動化。
  • ファイバーレーザ溶接システム「FLW-3000ENSISe」
    独自の「ENSISテクノロジー」を搭載したファイバーレーザ発振器と多関節ロボットにより、高速・高品位な溶接を自動化。AIによる継手形状学習とプログラム自動補正機能を備え、協働ロボットとの連携で搬入・搬出も自動化。

■展示ブース

  • 社名:アマダ
  • ブース:西棟 W1-48
  • 出展機種:EGB-1303ARse、AMTES-500、FLW-3000ENSISe

■展望

アマダは、AI・DX・IoTを組み合わせた自動化技術により、工場全体の稼働状況の可視化と最適化を推進。生産性向上と持続可能性の両立を目指し、製造業の次世代モデルを提示する。

ニュースリリース