日本精工(NSK)、2025国際ロボット展に出展、高精度直動製品・減速機・ラボオートメーション向け新技術を披露

日本精工(NSK)は、12月3日から東京ビッグサイトで開催される世界最大規模のロボット専門展「2025国際ロボット展(iREX2025)」に出展し、直動製品や精密減速機、ロボット向け要素技術、さらにライフサイエンス分野への応用製品など幅広いラインアップを展示する。工作機械・産業機械で培った精密加工技術と軸受技術をベースに、ロボット・自動化分野に向けた最新製品を総合提案する。

今回の出展では、以下の主要テーマで最新技術を紹介する。

■ロボット用途向け直動製品・軸受の高精度化

NSKが長年強みとするボールねじ、直動ガイド、軸受の最新シリーズを展示。高剛性化・低摩擦化・高耐環境性を実現し、協働ロボットから大型産業ロボットまで幅広い用途に対応する。

■産業ロボット関節向け精密減速機

高トルク密度と長寿命を特長とする精密減速機を展示し、ロボットの小型化・軽量化・高精度制御に寄与する要素技術を紹介する。

■ラボオートメーション・医療分野向けユニット製品

バイオ・医療市場で需要が高まるラボオートメーション向けに、小型アクチュエータや高精度位置決めユニットなどを展示。NSKが進める新規市場の拡大戦略として位置付けられている。

■デジタルツイン・予知保全ソリューション

ロボットや自動化装置の稼働状況を可視化し、摩耗状態や故障予兆を検知する解析技術を紹介。産業設備の安定稼働と保守効率化に向けたデジタル技術として来場者に訴求する。

NSKは、機械要素メーカーとしてロボット産業へ早期から製品を供給してきたが、今回のiREX2025では「ロボットを支えるキーコンポーネント企業」としての役割を強調。サプライヤーとしての技術力に加え、新領域の事業拡大とデジタル化への取り組みを明確に示す内容となる。

またブースでは、動作デモや実機展示を通じて、来場者が製品の性能を体感できるよう工夫。協働ロボットや搬送システムを用いた展示演出も予定されている。

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