アズビル、工場・プラント向け次世代ソリューションの統一ブランド「we.ble(ウィーブル)」を発表

・協働と共創を軸に、操業最適化と価値創出を加速

アズビル(東京都千代田区)は11月19日、工場・プラント分野向けに展開してきた各種アプリケーション群を統合する新ブランド「we.ble(ウィーブル、we.ble™)」を発表した。データ利活用やアプリケーション連携を軸に、操業の高度化・最適化を支える次世代ソリューションとして展開を強化する。

同社によると、製造業ではデジタル化進展により、従来の個別アプリケーションでは複雑化する課題に対応しきれないケースが増えている。アズビルは今後、DCS(Distributed Control System)をはじめ、同社が工場・プラント向けに提供してきたアプリケーションを「we.ble」の下に集約。シームレスなデータ連携、アプリケーション横断のユーザーインターフェース、AIを活用した運転支援などを組み込み、システム販売からエンジニアリング、改修・保守までライフサイクル全体を支援する強みを広く訴求していく。

「we.ble」では、アズビル・ユーザー・パートナーの“三位一体”による協働・共創をコンセプトに掲げる。製品やサービス提供にとどまらず、現場に根差した価値創出を継続的に実現することを目指し、操業の安全性・安定性向上、最適化に貢献するソリューションの開発・展開を進める。

新ブランドは、11月19日から東京ビッグサイトで開催されるIIFES 2025のアズビルブースで初披露され、関連製品・アプリケーションのデモ展示も行われる。今後はブランドに沿った製品・サービスラインアップの強化に加え、海外市場への展開も積極的に進める方針。

同社はグループ理念「人を中心としたオートメーション」の下、持続可能な社会の実現に向けた製品・サービスを提供し、社会課題の解決と環境負荷低減に貢献していくとしている。

ニュースリリース