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LBXとESS、2025年グローバル・スキルコンテストで総合優勝を獲得

サービス技術者の国際競技会で北米代表が頂点に

リンクベルト(LBX Company) :2025年11月11日

建設機械分野のサービス技術者が技能を競う「2025 Global Skills Contest(グローバル・スキルコンテスト)」がこのほど千葉県で開催され、LBX(リンクベルト)と同社ディーラーであるカナダのエクイップメント・セールス&サービス(ESS)の技術者が総合優勝を飾った。同大会は住友建機(Sumitomo Construction Machinery:SCM)が隔年で主催する国際技能競技会で、今年は11カ国が参加した。

■5分野で技能を競う国際大会

競技はサービスの実務に基づく5分野で構成され、各国代表の技術者が精度や手順順守、安全意識を競った。
• 安全管理:独立した競技区分ではないものの、全工程で安全遵守を厳しくチェック。
• 故障診断:さまざまな不具合を再現した機械で、手順、精度、時間を審査。
• エンジン修理:指示手順およびトルク規定に従いインジェクター交換を実施。
• メンテナンス提案:162項目のチェックリストを用い、1時間以内に診断・提案を行う。
• 筆記試験:25問でサービス全般の知識を評価。

北米代表の選抜にあたっては、LBXサービス・トレーニングマネージャーのグラント・カーク氏がディーラー各社と協力し、最適な候補者を審査。その結果、カナダ・アルバータ州エドモントンのESSに所属する技術者、ジェシー・ラリヴィエール氏が選ばれた。

■8カ月の集中トレーニングが結実

カーク氏は「ジェシーは15年の経験を持つ熟練技術者で、今年の大会で成功する強い意欲があった。210 X3油圧ショベルを中心に、8カ月間何度も知識の強化を重ねた。これ以上の適任者はいない」と語る。

ラリヴィエール氏は強い向上心と専門性を発揮し、カーク氏の技術指導との相乗効果で総合1位を獲得。LBXとESSにとって大きな成果となった。

■ディーラーネットワークの底力

LBXは今回の受賞について「ESSが時間とリソースを提供してくれたことで、技術者育成の強固な体制が成果として現れた。ディーラーネットワークの実力と、リンクベルトブランドを支える技術者の質を示すものだ」とコメントしている。

ニュースリリース

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