独クラース、フォレージハーベスタ部門で2冠達成

・JAGUAR 1200とCEMOS AUTO CHOPPINGがFARM MACHINE AWARDSを受賞

クラース(CLAAS):2025年11月13日

ハルゼヴィンケル発 、独クラース社は、世界最大規模の農業機械見本市「アグリテクニカ(Agritechnica)2025」において、FARM MACHINE AWARDSを2部門で受賞した。21カ国の専門ジャーナリストで構成される国際審査員団は、同社の新型フォレージハーベスタ「JAGUAR 1200」と革新的な運転支援システム「CEMOS AUTO CHOPPING」を、農業機械分野における傑出したイノベーションとして評価した。両製品はすでにアグリテクニカ・イノベーション・アワード銀賞を獲得している。

クラース社の自走式収穫機械事業を統括するトーマス・シュピーリング(Thomas Spiering)最高執行責任者(COO)は、「当社のフォレージハーベスタは数十年にわたり、生産性、効率性、経済性、運転支援の各分野でベンチマークを確立してきました」と述べた。同氏はさらに、「この業界リーダーとしての地位は、何よりも世界中の農業経営者やコントラクターの声に真摯に耳を傾けてきた結果です。今回の受賞は開発チームだけでなく、お客様に対する賞でもあります」と強調した。

■最大1,110馬力、処理能力500t/hを実現

JAGUAR 1200は最大出力1,110馬力のエンジンを搭載し、時間当たり最大500トンという高い処理能力を誇る。その性能を支えるのは、業界最大幅の作物流路、均一な細断品質を実現する全油圧式プレコンプレッション、310mm径ローラーを備えた大型コーンクラッカー、2系統の独立可変アタッチメント駆動システムなど、先進技術の結合だ。

さらに、最大16列/幅12mまで対応する高処理能力のPICK UPおよびORBISアタッチメント、業界をリードするCEMOS運転支援システムも装備。静粛性に優れたキャビンには回転式運転席とオプションのジョイスティック操舵を採用し、操作性と快適性を大幅に向上させた。

デジタルソリューション「CLAAS connect」、新型NUTRIMETER(栄養分析計)、高トラクション・低接地圧シャシーなど、将来を見据えた機能も充実している。

同機は飼料収穫分野におけるギネス世界記録保持者でもあり、12時間で4,096トンという驚異的な収穫実績を達成している。

CEMOS AUTO CHOPPINGは、収穫チェーン全体の自動化を推進する画期的な運転支援システムとして、プロセスの効率化と性能向上に貢献する次世代技術として評価された。

アグリテクニカ(Agritechnica)は農業機械分野の世界最先端技術が集結する見本市として知られ、イノベーション・アワード、トラクター・オブ・ザ・イヤー、FARM MACHINE AWARDSなど複数の権威ある賞を通じて、業界の革新を牽引する製品を表彰している。​​​​​​​​​​​​​​​​

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