グローブライド(東京都東久留米市)は11月10日、同市内の本社工場敷地に隣接する所有地において、新工場などの建設を検討していると発表した。釣り用品ブランド「ダイワ(DAIWA)」を支える生産拠点として、本社工場の再編・機能強化を目的とする。
同社の本社工場は1960年の稼働開始以来、リール製品など釣り用品の製造拠点として長年にわたり稼働してきた。今回の計画では、2022年に取得した東側隣地の一部建物を解体したうえで、新工場を中心とする再開発を行う。新工場では最新の生産設備を導入し、生産効率と品質管理体制の向上を図る方針。
建設予定地の敷地面積は約2万6,450㎡で、このうち約9,000㎡に新工場等を建設する計画。建築面積は約6,960㎡を予定しており、工事期間は2026年から2032年、稼働開始は2029年を見込む。
投資規模については、新工場建設費および関連諸費用で約150億円、新規生産設備取得・既存棟改修費用などで約65億円を想定しているが、現時点では検討段階にあり、今後変更の可能性もあるという。
現在、東京都環境影響評価条例に基づく環境アセスメントを実施中で、2026年7月頃の完了を予定。工事の着工はその後となる見通しであり、2026年3月期の連結業績予想に変更はない。
同社は「環境アセスメントの結果を踏まえ、社内で詳細な計画を検討し、今後開示すべき事項が生じた際には速やかに公表する」としている。
<新工場等の概要>
所在地:東京都東久留米市前沢三丁目14番16号
開発対象敷地面積:約26,450㎡
新工場等の敷地面積:約9,000㎡(予定)
新工場等の建築面積:約6,960㎡(予定)
工事期間:2026年~2032年(予定)
供用開始:2029年(予定)
総投資規模:建設・諸費用約150億円、新規設備・改修費約65億円(見込み)
環境アセスメント完了予定:2026年7月頃
※このプロジェクトは現在検討段階であり、今後の審査・環境評価結果により内容が変更される可能性がある。